ゲイ映画こぼれ話
実はゲイ映画っていっぱい作られました。そんな中でも、選りすぐって作品紹介しちゃったり、撮影現場の思い出話をしちゃったり、キャストのオモシロ話などなど、とにかく裏話やこぼれ話など、いろいろご紹介しちゃいます。
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映画こぼれ話
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【親記事】
久須美欽一さんのこと 映画好き姐さん : 2017/08/09(Wed) 21:15 No.12 | |
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もう成人映画業界で30年以上も俳優を続けている、久須美欽一さん。決して二枚目ではないし、芝居も独特の癖があって器用なタイプではない。でも多くの監督に愛され、共演者からもスタッフからも愛され、今も貴重な脇役俳優として、スクリーンで活躍している。非常に稀有な存在だ。
俳優はベテランになると、悪気は無いのだが自分の経験から勝手に動いてみたり、適度に手を抜くところを作ってみたりといった演技をしたりしがちだ。特に監督が若かったりすると、監督よりも映画のことが分かっているので、ついそういう行為が出てしまったりする。なので若い監督などは怒り、言うことを聞いてくれないならもうあの人を使わないといったことになりがちだ。そしてその結果、ベテラン俳優は仕事が先細りしていってしまうということが起こってしまう。悲しいかなこれは現実だ。 そういった例が多い中、久須美欽一さんにはまったくそういう話は聞かない。どんなチョイ役でも真摯に役に向かい、どんなきつい現場でも黙々とカメラの前に立つ。 そんな久須美欽一さんの長いキャリアの中で、唯一といってよい、久須美さんが主役の作品がある。それが今回ローズ劇場で上映される『ぞろ目を狙え』だ。いくらどんな役でも一切断らないという人でも役者だから、やはり主役をやるというのは嬉しいものなんだろう。そして事実遣り甲斐があったのだろう。久須美さんはある雑誌のインタビューで、「僕の代表作は『ぞろ目を狙え』です」と答えている。そういったところに役者魂を見せられる。 ぜひ、偉大なるB級名優「久須美欽一」の最高の名演技を、ローズ劇場のスクリーンで見て欲しい。『ぞろ目を狙え』がこの秋の「狙い目」だ。
その久須美欽一さんだが、数年前、大病を患われた。役者生命の危機という時期もあったようだが、無事復帰となった。仕事量はややセーブ気味ではあるが、今日もスクリーンでHなおじさんを演じていらっしゃる。役者魂は健在である。
(ローズメルマガ22号より転載)
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