小倉名画座②のご案内

九州唯一のゲイ映画専門館です。
北九州の玄関・小倉駅からすぐ近く。九州各地のほか山陽地区からもいろんなタイプの方が集まる、いつも元気な映画館です。
近くには24時間営業の飲食店や宿泊設備などもあり、各世代のみなさまにご愛顧頂いてます。ぜひお気軽にお越し下さいませ。
◆最新情報は、公式サイト(名画座ブログ)をご覧下さい。
https://kokurameigaza.blog.fc2.com/
営業時間と入場料金

●年中無休
・毎週土曜日はレイトショー上映 時短営業中
※日~金曜日 11:00 ~ 20:00
※土曜日のみ 11:00 ~ 20:00
●ご入場料金
入場料金/1,400円
学生、一般、によらず均一料金です。
(会員証による割引設定はありません)
上映映画のご案内

【上映期間】 2月17日(水)~3月2日(火) (20時までの時短営業中)
1960年、榊山保名義で出版された短編小説。後に三島由紀夫作品と認定されましたが、本作はこれを83年に映画化し、国内のゲイシーンに衝撃を与えました。美少年への憧憬と、美少年に殉ずる切腹行為を、美学の観点から描く大傑作です。
プロデューサーは雑誌「薔薇族」編集長の伊藤文學。監督はベテラン俳優でもある野上正義。雨の水滴一滴一滴を写し撮るカメラワークは見事の一言です。
男の美学を、どうぞたっぷりとご堪能下さい。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]野上正義 [脚本]吉本昌弘 [配給]ENKプロモーション
[出演]御木平介、石神一、板垣誠、山本みよ子 ほか
【同時上映】
(2/24~) 微風のシンフォニー
小倉名画座②探訪記

さて、東から始まったこの「全国映画館探訪記」、いよいよ今回が最終回。九州へ到達です。
2006年5月、福岡にあった福岡オークラ劇場が閉館し、今回訪れた小倉名画座②が九州唯一のゲイ映画専門館になってしまったんですね。九州男子なんていう言葉があるぐらい、九州というのは男っぽいイメージがありますので、期待を込めて、JR小倉駅に降り立ちました。
目指す小倉名画座は、南口を出て、少し西の方へ入ったところ、昔からの賑やかな繁華街にあります。駅から歩いて5分ぐらい、近いです。
3階建てのこじんまりとした映画館ビル。ここもノンケポルノ映画館と一緒になっているので、あまり抵抗感なく入れます。
1階で切符を買って、ゲイ映画の方は右側の階段から2階へ上がります。なお、小倉名画座では会員証サービスは行っていないそうですが、その分入場料は安く設定してあるので、割高感はありません。
で、2階へ行くと、すぐに場内へのドアが。中へ入りますよ。
場内は広くなく狭くなくといった感じで、ただ椅子席を少なめにしてあるのが目を引きます。いわゆる後方の立見席のスペースが広いんです。そしてトイレの辺りにはちょっとした衝立があって、ハッテンのアプローチには最適な感じがしましたね。で、盛り上がってきたら、パテーションで完全に区切られているボックスがあるので、そこへ移動ですね。このボックス、場内にあるので、映画の中の喘ぎ声と、現実の声がクロスして興奮しそうです。事実、取材中にも見事なコーラスが…。
映画館の周囲は、いわゆる庶民の繁華街ですので、美味しそうな匂いが漂ってますし、その後の食事やデートにも最適。深夜になっても、映画館は毎日朝まで(現在は土曜のみ夜10時・その他は夜8時まで)営業してますんで、また戻ってというのも可能と、目一杯楽しめそうな気がします。
3月にはショーもありますよと、劇場の方がおっしゃってました。そのときは九州各地から皆さんいらっしゃるようで、九州男子の熱気に包まれることでしょう。う~ん、羨ましい。
そんなことを思いながら駅に戻ったからでしょうか、駅前で見付けた無法松のブロンズ像が、やけに眩しかったのですが…。
