横浜光音座①上映作品のご案内


ハードコア・デイズ ゲイビデオカメラマンの恋 (5月20日(火)まで上映)

◆解説◆
ベルリン国際映画祭・パノラマ部門正式招待、またトロント国際映画祭、サンフランシスコ・ゲイ&レズビアン映画祭では受賞、など世界各国で好評を博した衝撃の映画が登場です!
映画業界で働くことを夢見る青年ショーン(マイケル・クーニオ)は、ある日レンタルビデオショップで、ゲイポルノ作品を間違って借りてしまう。慌てて返却しようとしたが、出演していたポルノスター、ジョニー・レベル(スコット・ガーニィ)に心を奪われる。
彼に会いたい一心で、そのゲイポルノ製作会社に面接に行ったショーンは、元ポルノスターで現在はプロデューサーのチャド(ロバート・ウォーデン)に気に入られ、監督サム(リチャード・リッチー)の下でカメラマン助手として働くことになる。
次第にジョニーと親しくなるショーンは、彼にはストリッパーとして働くジェリー(ロクサーヌ・ディ)という恋人がいることを知る。
かなわぬ恋と知りながら、ジョニーへの思いを募らせるショーン。
だが、実際のジョニーはドラッグに浸り、ジェリーとの生活も破綻しつつあった。
そんな中、ジェリーは妊娠してしまう。真剣にならないジョニーに思い悩んでいた彼女だが、親身になってくれたのはストリップ劇場の女主人マルセラ(デボラ・ハリー)だけだった。
ジョニーはショーンの気持ちを知って、撮影現場でショーンにペニスを勃起させる、いわゆる「勃たせ屋」の仕事までさせるようになる。やるせない気持ちを持ちながらも、ジョニーのペニスを口に含むショーン…。が、ジョニーの酒と薬はだんだん仕事にも支障をきたすようになり、怒ったサムはジョニーをクビにしてしまう。
薬が切れ自暴自爆になったジョニーは、チャドを口論の果てに殴り殺してしまう。ジョニーに助けを求められ、一緒に逃げるショーン。逃亡先ならひょっとするとひとつになれることがあるかもしれない、そう思いジョニーを懸命にかくまうショーン。
果たして二人の逃避行は上手くいくのか?そして、ショーンの願いはジョニーに伝わるのか…?
登場人物たちを演じる役者たちも、個性的な配役となっている。
ポルノスター・ジョニーを演じるスコット・ガーニィは『ビバリーヒルズ青春白書』のレギュラーを好演、ショーン役のマイケル・クーニオは人気TVドラマ『ザ・ホワイトハウス』などに出演、二人とも注目の次世代スターである。また、脇にも個性的な役者を配し、特にストリップ劇場の女主人を演じるのは、人気ロックバンド『ブロンディー』のボーカル、デボラ・ハリーだ。
エロチックで、サスペンスな本作。まさにハリウッドの、新鋭たちがお届けする、もうひとつのハリウッド映画なのだ。
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]リチャード・グリツァー、ワッシュ・ウエスト [製作]ジョン・シルヴァ、ヴィクトリア・ロビンソン [製作総指揮]ローゼ・クオ [脚本]ワッシュ・ウエスト [撮影]マーク・パットナム [衣装]ジッテ・メルデガーデ [協力]S.I.G(アメリカ映画) [配給]ENKプロモーション
[出演]スコット・ガーニィ、マイケル・クーニオ、ロクサーヌ・ディ、ロバート・ウォーデン、テイラー・ネグロン、デボラ・ハリー

シーサイドバラッド (5月6日(木・祝)まで上映)

◆解説◆
あの時、僕らの時間は永遠に続くと思っていた。
恋人がくも膜下出血で死去したという報が届いた。つい一ヶ月前に喧嘩して、連絡を取らずにいた事を後悔し、ゲイ仲間たちとバーで飲み明かしてみるが、後悔はさらに増していく。恋人が昔付き合っていた男にも知らせようと、その男の住む海辺の町へ行った。そこはまた、二人が初めて旅行した思い出の町でもあった。そこで謎の青年とすれ違って…。
幸せが永遠に続くなんて信じない。それは次に起きることが、もっと幸せなことかもしれないから。恋や社会に不安を感じながら生きるゲイの心情をビビットにとらえ、明日への希望を予感させるハートフルな快作の登場だ。
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]加藤義一 [脚本]筆鬼一、加藤義一 [撮影監督]創優和 [編集]有馬潜 [助監督]小関裕次郎 [スチール]本田あきら [音楽]與語一平 [録音]小林徹哉 [録音]シネキャビン [仕上]東映ラボ・テック [製作]加藤映像工房 [提供]オーピー映画株式会社
[出演]SUI、飯田浩次郎、ケイチャン、可児正光、翔、山咲鈴太朗、和田光沙

