横浜光音座①上映作品のご案内
シネマHOMOパラダイス (2月25日(火)まで上映)
◆解説◆
どこまでが事実で、どこからが虚構なのか、見ているうちにまったく分からなくなってくる、パラレルワールドのような映画。それがこの作品を表すもっとも適切な表現ではないだろうか。
ピンク映画・AV男優として、千本もの作品に出演している山本竜二が主人公。まずこの設定は事実。そんな山本は実は隠れホモで、いつかはハッテンバデビューをしたいと考えていた。そしてある日、ついに念願叶って、京都にあるシネ・フレンズ西陣へとやって来て、そこで数々の素晴らしい体験(めくるめくSEXパラダイス)をしまくり、ゲイとしてのセクシャリティーに目覚めていくというストーリーなのだが、ロケ地としてシネ・フレンズ西陣が、シネ・フレンズ西陣というホモ映画館として描かれているし、山本竜二本人が本人の役で出演しているものだから、このあたりは全部事実のように思えてくる。
それでもって、ハッテン映画館のお約束事のハッテン模様が、リアルに描かれているものだからなおさらだ。
そのうちに、現実に山本竜二の先輩男優の池島ゆたかが、池島ゆたか本人として、これまた隠れホモの役で出てくるものだから、もう完全にパラレルである。そこに彼の奥さんまでが…。
コメディタッチで、次々にエロ場面を繰り出してくる手腕はさすが、千本ものエロ現場に関わってきた山本竜二の真骨頂。そうです、山本竜二はこの作品の監督でもあるのだ。自ら原作・出演・監督までしているものだから、余計に事実か虚構か分からなくなってくるのだ。だから見る我々は、小難しいことを考えずに、頭を空っぽにしてこの映画を楽しみたい。クスクス笑えて、チ○ポは熱くなるのだ。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督・原案・脚色]山本竜二 [脚本]五代響子 [撮影]池田俊巳 [照明]北井哲男 [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]山本竜二、佐賀照彦、柴原光、五代響子、家入淳、池島ゆたか、山口健、相川純、山川博、早瀬勇治、小倉一馬、広瀬優也、西川宏、CLUB FAME、モックン・カズロー、井上将仁、栗野政信、太田メグミ
真昼の小夜曲(セレナーデ) (3月11日(火)まで上映)
◆解説◆
僕は燃える、君は狂う。同性愛の不思議な点と線。
服飾デザイナーの村雨潔は悪夢にうなされ突然、声を上げて飛び起きた。ライバルのデザイナー・青山と争ううち、手にした裁断鋏みで青山を殺めてしまうというものだ。
辺りを見回し夢だったと認識すると、額に滲む汗を拭い、お気に入りの“セレナーデ”を聴きながら、静かにそんまま寝入るのだが…。
妄想から逃れようと快楽をむさぼる現実。
狂わされていく男の姿を描くサスペンス作品。
◆スタッフ・キャスト◆
[監督・脚本]小林悟 [撮影]柳田友貴 [照明]渡部和哉 [助監督]国沢実 [音楽]竹村次郎 [製作]シネコスモジャパン [提供]オーピー映画
[出演]中島光司、真央元、沢まどか、神戸顕一、吉行由実、光健児、坂入正三