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横浜光音座①上映作品のご案内

【上映期間】 11月20日(水)~12月3日(火)

僕らのウィニングラン (12月3日(火)まで上映)

僕らのウイニングランのポスター画像◆解説◆
人はいいんだが、博打好きで、優柔不断、どうしようもないぐうたら男。そして、そんな男を支え、叱咤激励する働き者のしっかり女房。何でこんな男と思われながらも、心の底では本気で惚れてる夫婦像。そうです、大阪が生んだ大作家、織田作之助の名作『夫婦善哉』です。その『夫婦善哉』に真正面から挑んだのが、この作品です。
人はいいんだが、競馬好きで、家の大事な金まで注ぎ込んでしまう駄目男と、そんな男に愛想を尽かしながらも彼のことを愛して、なぜか許して受け入れてしまう恋人の青年。そんな二人の恋模様を、関西ロケでしっとりと、情感たっぷりに描いています。
映画は、なかなか帰ってこない彼を思って、オナニーする青年のシーンから始まります。これがなかなかソソられます。絨毯の上に飛ぶ精液。それを空しく後始末する。孤独感が滲み出てくる、いいシーンです。剣崎監督のカメラワークが冴え渡ります。
『夫婦善哉』をモチーフにしている以上、結末は読めるんですが、それに至るエピソードは変化に飛んでいて、飽きさせず、むしろどうなってしまうんだろうとドキドキしてしまいます。そして最後はホロッときて…。
剣崎監督の絡みシーンは妙にヤラシイですね。それはカメラワークが素晴らしいからでしょう。毛穴まで見えそうにカメラがじっくり動き、そして身体の曲線の美しさを確実に写し取っていきます。チ○ポが感動でピクンピクンしてきます。ストリートともに、絡みもたっぷりと堪能して下さい。
その他、少しマニアックな見方としては、現在『ミナミの帝王』シリーズの脚本家として大活躍、監督としてもゲイポルノでは『バラードに抱かれて』などの秀作がある友松直之監督が、役者としてワンシーン友情出演。主人公の男の子を犯しまくっているのも見逃せません。
また、淀の京都競馬場でのロケも、競馬好きのお客様には馴染みがあって、興味深いかもしれません。必見です。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]剣崎譲 [脚本]駒来愼 [撮影]藪坂正史 [協力]フレッシュポテト(京都)・ファニーコック(大阪) [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]松田まさと、三好涼、新庄高士、友松直之、仲山陽子、岡田雅之

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素敵な片思い (12月17日(火)まで上映)

素敵な片思いのポスター画像◆解説◆
アナタを見守る…それだけでも幸せ。だから、好きになってくれなくてもいいの。マギー、やさしさをありがとう。
裏稼業の祖父江の元に依頼が入った。パチンコ店の売り上げを持って逃亡した従業員シローを捕まえることだ。舎弟の勝也と共にさっそく調査始めた。そして潜伏していたシローは簡単に見つかるが、襲撃を受けながらもうまく逃げ出した。
ゲイバーのマスター、マギーは店の前で気絶している男を見つけ自宅に連れ帰った。それは傷だらけのシローだ。裸のまま横たわるシローの肉体は美しく、襲いたくなるが…。
傷だらけの男を取り巻く、男たちの欲望、そして母性本能に翻弄される男。佐野和宏脚本による様々な葛藤と戦う男たちの激しさを、森山監督が表現豊かに描いた作品だ。

◆スタッフ・キャスト◆
[監督]森山茂雄 [脚本]佐野和宏 [撮影・照明]長谷川卓也 [助監督]伊藤一平 [音楽]大場一魅 [編集]酒井正次 [製作]Power Fool [提供]オーピー映画
[出演]佐野和宏、豊永伸一郎、銀治、本多菊二朗、吉岡睦雄、向夏、Joho A.Michaels、色華昇子

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