横浜光音座①上映作品のご案内


オレ達のこじらせメロディー (8月27日(火)まで上映)

◆解説◆
あの日の続きを、口ずさんでくれ!
大学生男子の涼は同級生の夏雄と愛しあっていた。事後でベッドに横たわっていた2人。涼は何か作るから一緒に食事しようと夏雄を誘うが、彼は素っ気ない。夏雄は涼だけでなく女性とも付き合っており、浮気してる事がバレたっぽいからと、彼女のご機嫌を取りに出て行き、涼は寂しく1人取り残された。その頃、海岸の浜辺で自撮りをする派手な女の傍で曲作りをしている、ミュージシャン・真也がいた。2人の様子を見て呆れ顔で近づいて来る真也のマネージャーは、医者が再検査を求めていると心配そうに体調を確認するが、真也は病院が大嫌いだから無理だと答えた。彼の指は、思うように動かせなくなってきた。
夜、別荘でギターを弾いている真也は、ふと25年前の事を思い出した。ボロアパートの一室で、若き日の真也が歌を口ずさみながらギターを弾いていた。洗面器を抱えて銭湯へ行こうとしている真也に、同じアパートで上の階の住人が、先月越して来たが挨拶しそびれていたと声をかけてきた。音漏れしていたらしく、ギターを褒められ嬉しそうな真也。その後、2人で銭湯へ向かったが…。
どんなにうまく隠しても浮気はいつの日かバレてしまう。それは相手を悲しませるだけでなく、自分自身にも不幸が訪れるかも? そんな大人のことを描く物語。
◆スタッフ・キャスト◆
[監督・脚本]吉行由実 [撮影監督]倉本和人 [録音・編集]西山秀明 [ラインプロデューサー]江尻大 [選曲・効果]うみねこ音響 [整音]竹内雅乃 [スチール]本田あきら [劇中音楽監修]樹カズ [監督助手]赤羽一真 [撮影助手]郷田或 [ポストプロダクション]スノビッシュ・プロダクツ [仕上げ]東映ラボ・テック [制作]オフィス吉行 [提供]オーピー映画
[出演]山口雄大、光永勇輝、赤羽一真、八ッ橋さい子、杉浦檸檬、吉行由実、樹カズ

愛の処刑 (9月10日(火)まで上映)

◆解説◆
禁断の愛!切腹の美学!幻の三島文学、完全映画化!!
「榊山保」名義で書かれ、地下出版されたが、当初から三島由紀夫が変名で書いたと言われ続けてきた幻の小説が、近年、三島研究者や遺族によって、ついに三島作品と認定された。この映画は、1983年、榊山保原作作品として映画化され、日本のゲイシーンにショックを与えた、大傑作である。
美少年への憧憬と、その美少年に殉ずるための切腹という行為を、美学という立場で描ききった秀作です。まさに、究極のゲイ術映画といえるかも知れません。
プロデューサーは、雑誌「薔薇族」編集長の伊藤文學。監督はベテランの俳優でもある、野上正義。雨の水滴一滴一滴を写し撮るカメラワークは、見事の一言です。
精神的なエロチシズムがスクリーンから満ちてくる、そんな映画です。男の美学を、どうぞたっぷりと堪能下さい。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]野上正義 [脚本]吉本昌弘 [撮影]伊藤英男 [照明]石部肇 [プロデューサー]伊藤文學 [原作]『愛の処刑』三島由紀夫(榊山保名義) [製作]塁プロモーション [配給]ENKプロモーション
[出演]御木平介、石神一、板垣誠、山本みよ子

