横浜光音座①上映作品のご案内
仮面の誘惑 (12月8日(火)まで上映)
◆解説◆
『狂った舞踏会』『フェチスト 熱い吐息』と常に時代の問題作を発表し続けてきた、鬼才・佐藤寿保監督の原点はこの作品にあった!
永遠の美少年、碓田清司が演じるのは、屈折した心を持つタカシ。タカシは最も愛していた姉を奪っていった姉の夫、つまり義兄に犯されてしまう。初めて知った男とのSEX。タカシは憎むべきはずのその義兄に、抱かれていく度に次第に惹かれていく自分を知り、衝撃を受ける。この自分の心と身体の欲求を断絶する方法は…。
嫉妬、憎悪から生まれる愛の怖さ。人間の深層心理にある心と裏腹の性欲。それらを佐藤監督は見事に切り取っていき、この作品を色褪せることのない傑作に仕立て上げた。
ほとんどのシーンを画面をナナメに捉えた映像など、画期的な手法も高い評価を得た傑作!
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]佐藤寿保 [助監督]瀬々敬久 [脚本]夢野史郎 [撮影]斉藤幸一 [音楽]早川創 [照明]加藤博美 [編集]酒井正次 [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]佐野和宏、碓田清司、萩尾なおみ、池島ゆたか、かしば武司、小野幸一郎、雅淡海、国東玄海、小笠原上海
最後の抱擁 (11月24日(火)まで上映)
◆解説◆
寝る間も惜しんで愛に燃える。
いま、むしばまれるボクの肉体は、満足感と虚脱感の渦の中、激しく燃える。
若い頃は人気を博していた俳優の若松。40代となった今ではドラマで脇役に徹していた。彼がゲイだということは有名で、時間さえあれば、ミチルとタカシがやっているゲイバー「幸」へと通っていた。
そんなある日、若松は友人のプロデューサー・篠崎にシナリオライターの卵・菊男を紹介される。彼の脚本を読み、彼を一流のシナリオライターにしてみたいという願望が若松に湧くが、いつしか若松は菊男を真剣に愛している事に気づき…。
ちょっと切ないラブムービー。
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]小川和久 [脚本]池袋高介 [撮影]喜久村徳章 [製作]小川企画プロダクション [配給]大蔵映画株式会社 [提供]オーピー映画
[出演]久須美欽一、熊谷一佳、工藤正人、山科薫、吉岡一郎