新宿ぽるの(二代目・刀)のご案内
ときめきの午後
◆解説◆
せっかく手に入れた自由な自分の生活。だからこそ、気ままに暮し、何人もの男たちとのSEXを謳歌したい。そのことを何よりも願う、若く美しい青年。だからこそ何にも、誰にも束縛されたくない。だが、一度寝た男はどうして、僕のことを自分ひとりで独占したがるんだ。愛情…?嫉妬…?そんな世間のつまらない常識が、僕をやがてぐるぐるに取り囲んでしまう…。
自由にSEXも出来ない生活なんて考えられない…。そんな自由奔放な青年を、工藤克巳が好演。大胆なベットシーンを何度も披露してくれ、エロス度満点の美味しい作品だ。でも、やっと手に入れた自由も実は…と、見てると結構愛について考えちゃう。
『さよならが言えない』『縄と男たち3』『縄と男たち5』などの実力派、橋口卓明監督の佳作。誰にもある若さ、のときめきを呼び起こす作品だ。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督・脚本]橋口卓明 [プロデューサー]片岡修二 [撮影]下元哲 [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]工藤克巳、池島ゆたか、山本竜二、矢作正道、佐藤靖、岸加奈子
境界線の向こう側
◆解説◆
小谷内郁代監督第1回監督作品。が、デビュー作と侮る事なかれ。小谷内監督、アダルトビデオなどの世界では何本かの監督作を持ち、本作が満を持して映画への初挑戦!そんな監督の映画への思いが存分に込められた、快作に仕上っている。
幸せな同棲生活を送っているゲイのカップル。が、そこに片方の父親が癌で余命1年ということが分かる。母親が、せめてお前の花嫁を死ぬまでに見せてやりたい、と切々と訴えてくる。ゲイの現実に、どこにでも転がっている話しだ。親にはカミングアウトしたくない。となると…。
ネットで、ゲイとレズビアンのための偽装結婚のページを見付け、そこにアクセスし、あるレズビアンの女性と知り合う。彼女も同じような理由で、相手を探している。メールのやり取りで意気投合した2人は、ペーパーウェディングの話を進めるために、実際に会うことになり、彼女の住む町へ向かう旅に出るが、そこに嫉妬からこの話を潰そうとする彼女の恋人の女の子が現れて…。
映画は後半から、そんなゲイカップルと、突然現れた女の子とのロードムービーになっていく。旅先でいろんな人と出会い、成長していく2人。ここからがいい。何か思わずスクリーンに向かって、応援したくなってくる。また、ロードムービーならではのロケーションも素敵です。
小谷内監督の女性の感性が、レズビアンの設定にリアリティーを持たせ、充分納得できる内容になっているのが、この作品の強みでしょう。でもって、先に触れたように、AVをやっていた監督なので、SEXシーンの見せ方は涎もの。興奮できます。主役の2人もいい男なので余計にGood。良質のエンターテイメント映画だといえます。
全ての同性愛者への応援歌、監督の狙いが爽やかに伝わってくる、そんな映画です。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督・脚本]小谷内郁代 [脚本]今村千絵 [撮影・照明]小山田勝治 [助監督]吉田國文 [音楽]安田光一 [編集]酒井正次 [製作]オフィスガレージ [配給]ENKプロモーション
[出演]八幡現代、西岡秀記、佐々木麻由子、麻生みゅう、野上正義、佐野和宏、森山龍二