日劇ローズ上映作品のご案内
褐色の標的(ターゲット) (2月10日(火)まで上映)
◆解説◆
1980年代初頭の横須賀。かつてベトナム戦争景気で潤った軍人町は、その後遺症で疲れ切り、活気がなくなり、荒廃していた。
そんな町で、米兵相手の男娼をしたり、ヤクの売人をしたりして、その日暮らしで生きているフミオがいた。ある日フミオは、つまらないミスから組のチンピラたちにリンチを受ける。血だらけで動けなくなったフミオは、その後偶然通りかかった黒人に助けられた。その黒人の名はアル。退役軍人だが、アメリカに帰らず、プロのジャズピアニストを目指してそのまま横須賀に住んでいた。
初めて人から親切を受けたフミオは、アルに恋してしまうが、アルはノンケなので、フミオの求愛は拒否するが、住むところのないフミオを案じて、親友として同居を始める。そんなアルの誠意に応えるためにフミオは真面目に働こうと決心するが、アルの夢のためピアノをプレゼントしようと、最後にもう一度だけと、大きなヤクの売買に手を出してしまった。そこから二人の運命は大きく狂っていく…。
横須賀軍港近辺でオールロケし、時代に翻弄される若い日本人と黒人の二人の、どうしようもない恋心と性が見事に描かれていく。映画の舞台は確かに80年代だが、基地周辺の社会状況は今も何ら変わっていないのではないかと思わせられる。そして、フミオとアルを演じる二人が素晴らしい身体を披露しているのも見もの。異色の作品です。
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]野上正義 [脚本]関根和英、野上正義 [撮影]伊藤英男、佐々間栄一 [照明]石部肇、佐藤才輔 [助監督]富岡忠文 [編集]J・K・S [音楽]石塚俊明、勝呂和夫、小沢宏明 [監督助手]川谷幸和 [現像]東映化学 [録音]銀座サウンド [企画・制作]塁プロモーション [配給]ENKプロモーション
[出演]ボブ・サイモン、ビル・リーガン、池田明瞳、石川均、加藤四郎、杉佳代子、河井憂樹、山地美貴、飯島大介、島村謙次
兄貴と俺 (2月3日(火)まで上映)

◆解説◆
昇と隆の運命の出会いは、刑務所の中だった。
ハッテンバでの乱交SEXに狂っていた昇は、やがて薬に手を出し、警察にパクられてしまった。その時、刑務所の中にいたのが、ヤクザの隆だった。隆は組の抗争の中、組のためにひとり罪を被り、服役中だった。隆はイキがって無茶をしている昇に、かつての自分の姿を見るようで、何かと昇に世話を焼いた。「自分を大切にしろよ」。そんな隆の言葉に、昇は徐々に自分を取り戻していく。やがて二人は…。隆もゲイだったのだ。
出所後、二人は幸せな同棲生活を始めた。昇はハッテンバ通いを止め、隆は堅気になった。そして二人は毎日のように愛し合った。が、そんな日々の中、隆の属していた組長が殺され、新たな抗争が勃発した。かつて親のように慕った組長への「義」から、隆は立ち上がった。昇はそんな隆を止められなかった自分への苛立ちから、再びハッテンバでの乱交SEXに狂いだし…。
そんな二人の運命は、愛は、どうなるのか。
男の世界にたっぷりと浸れる、期待の作品です。ちょっと昔の東映仁侠映画みたいだなと思ったあなた、いいえ違います。監督はとても若い、加藤義一。スピーディーな展開と、超エロチックな映像で、まったく新しい男気の世界を表現してくれました。
そして何といっても注目は、主役の昇を演じる、倉木亮。イケメンとスパーなボディで人気沸騰間違いなし。彼のエッチシーンをたっぷりと瞼に焼き付けてください。この秋のオナペットは彼ですよ。劇場でどうぞ堪能して下さいね。ご期待下さい!!
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]加藤義一 [脚本]岡輝男 [撮影]創優和 [照明]野田友行 [助監督]竹洞哲也 [制作]加藤映像工房 [提供]オーピー映画
[出演]倉木亮、石川雄也、なかみつせいじ、飯島大介、哀上男、久須美欽一、牧村耕次、丘尚輝、サーモン鮭山、横須賀正一






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