日劇ローズ上映作品のご案内


さよならが言えない (5月20日(火)まで上映)

◆解説◆
オッと、この映画はちょっとファザコンが入っている映画だ。
ゲイにとって、もっとも身近で、最も影響を受ける「男」って、やっぱり父親なんだろうな…。
幼い頃に父親を亡くした青年が、ある日ゲイ雑誌の通信で若い男と待ち合わせるはずが、変な小汚い中年の男がその場に現れる。騙されてたのだ。そして、その男に無理やり犯されてしまう。が、何故かその日から、その男のことが気になり始めてしまう。が、実はその男にはとんでもない秘密があって…。
そんな青年の揺れる心理を、丹念に丹念に描く秀作。細かい描写に徹底的にこだわる橋口監督の真骨頂だ。無駄なセリフを排して、丁寧に絵でそこのところが創られているため、思わず引き込まれていく。もちろんエロ度も高い。
主演は、佐賀照彦。この作品がデビューから2作目になるのだが、そんな青年を好演して、今から思えば、この作品はその後の彼の活躍の大きなエポックになった作品ともいえる。
まったく色褪せない、不変のテーマを持った本作。必見です。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]橋口卓明 [脚本]仲根弘樹・橋口卓明 [撮影]池田俊巳 [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]佐賀照彦、染井紀夫、一条カズヤ、佐藤浩一、山本厚、須藤健、中根弘樹

男たちの不夜城 (5月27日(火)まで上映)

◆解説◆
こいつが、俺たちを狂わす!
この尻が、そしてアレが、俺たちのムスコに火をつける!!
新宿2丁目でビリー人形(ゲイ玩具)に著しい愛着を示している三吉がいる。夜な夜な彼はビリー人形片手に男を誘う。同じビリー人形愛好家や魚フェチのサディストやらが三吉を愛撫する。そして、三吉はいつしかビリー人形になりたいと思い始めるが…。
ユートピア映画を作らせたら日本一の山崎監督が放つパワフルムービー登場!
◆スタッフ・キャスト◆
[監督・脚本]山崎邦紀 [撮影]小山田勝治、新井毅 [照明]上妻敏厚、永井日出雄 [助監督]加藤義一、片山圭太 [音楽]中空龍 [録音]シネ・キャビン [編集]酒井正次 [製作]株式会社旦々舎 [配給]大蔵映画株式会社 [提供]オーピー映画
[出演]杉本まこと、柳東史、山本清彦、伊藤正彦、濱本康輔、中村和彦、まんたのりお、ジョニーB

