日劇ローズ上映作品のご案内


鎖縛 SABAKU (12月19日(火)まで上映)

◆解説◆
これほど映像が力を持った映画というのは、近年珍しい。そしてこの作品の監督は、これがデビュー作というのだからなおさら驚く。冒頭の1秒から、ラストのエンドクレジットまで、まさに映画である。
この作品が描くのは拷問だ。それも完膚なきまでの、執拗な拷問シーンのオンパレード。飛び散る血液、燃え盛る炎、響き渡る悲鳴…。正視できるか、興奮でチ○ポがギンギンになるか、貴男はどちらだろう。
作品の元になっているのは、今、何かと話題の少年法である。が、単にその是非を問うたり、意見を押し付けようとしたりする作品ではない。
愛する一人息子を、ゲイの仲間からの集団リンチで殺されてしまった男。が、犯人の少年たちは法で守られ、数年で出所してきたのだ。それを知った男は、彼らを拉致、監禁して、復讐の拷問を加えていく。息子の味わった苦しみと同じように、いやそれを何倍にもして。が、その拷問の最中、オトコの心の中には別の感情が湧いてきてしまって…。
愛する息子、その息子のゲイとしてのセクシャリティーを絶対に認めなかった父。が、死んでしまった息子から、復讐という行為を通して教わっていくもの…。まさに、究極の愛の映画である。
さて、前述のように、監督のカジノはこの映画が第1回監督作品である。およそデビュー作とは思えない圧倒的な出来栄えで、絶大なる評価を受け、2000年のピンク映画大賞で、ゲイ映画でありながら最優秀新人監督賞を受賞した。そのことだけでもこの映画の凄さが分かってもらえるだろう。
SMを超えた、SM。映画タイトル『鎖縛-SABAKU-』がそれを表している。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]カジノ [脚本]南木顕生・カジノ [撮影]芦澤明子 [照明]西村幸雄 [助監督]黒川幸則 [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]佐野和宏、立澤和博、利根川尊俊、佐藤幹雄、伊藤清美

男たちの夢音色 (12月12日(火)まで上映)

◆解説◆
ヤスは毎夜路上でギターの弾き語りをしている。彼の前に見知らぬ青年ダレが立っていた。真っ直ぐな意見を言うダレに、ヤスは一瞬にしてほのかな恋心を覚え、帰る場所もないというダレを自分のアパートに連れて行った。
部屋にはヤスの仲間である漫才コンビのオットウとボーフラ、ヤスのバイト仲間で夢は正社員になる事というマザコンのセッケンという面々が入り浸っていた。ダレはその雰囲気に心地よさを覚えた。ヤスは好きなだけいろよと言った。そしていつしか彼への思いを強めていく。そんな中、オットウは年齢的に後がないと思いつめ、芸人を辞めると言い出す。ボーフラは必死に説得する。それは相方としてより、彼への感情からだった。そして二人は大阪で再起を試みることにした。送別会の夜は更けてゆく。
翌日、ヤスとダレ、セッケンは強引に二人の車に乗り込み、大阪へ向かった…。
ギターの弾き語りをするヤスと彼を取りまく男たちの熱い愛情と冷たいバトルの結末は見逃せないぞ!
オーピー映画の総力をあげた話題作。ご期待下さい!!
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]竹洞哲也 [脚本]社会歳三 [撮影・照明]創優和 [音楽]與語一平 [編集]フィルムクラフト [録音]シネ・キャビン [助監督]横江宏樹 [スチール]佐藤初太郎 [製作]Blue Frest Film [提供]オーピー映画
[出演]橋本和明、岡田智宏、松浦祐也、サーモン鮭山、高見和正、横須賀正一

