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日劇ローズ上映作品のご案内

【上映期間】 11月15日(水)~21日(火)

わがまま旋風(センセーション) (11月21日(火)まで上映)

わがまま旋風のポスター画像◆解説◆
今は一般映画の監督や、『ミナミの帝王』シリーズの脚本家などで活躍する、友松直之監督が『バラードに抱かれて』に続いて発表した、異色のゲイ映画である。
かつて、恋人の優司を事故で失った大前は、その日を境にゲイであることを封印して、真面目なサラリーマン生活を送り、結婚もした。何気ない日常。そんな毎日が続いていく中、大前は自分の人生というものを失いかけてしまっていた。もう一度自分に帰らなくては!大前は、妻と離婚し、そして会社も辞め、劇団を作ることにした。昔、優司とは劇団をやっていたのだ。
新しい劇団の仲間たち。そこにはゲイとして人生を謳歌している青年・秀夫がいて、そして優司とうりふたつの青年・正司がいた。その不思議な運命に戸惑いながらも、大前はその二人とどろどろの肉体関係を続けながら、芝居作りに励んでいく。かつての輝きを取り戻しつつある大前の元には、昔の仲間たちも多数集まり出してきて…。
そしていよいよ、大前たちの劇団「わがまま旋風」の初公演の日がやってきた。満員の観客。進行する舞台。が、そのカーテンコールに…。
劇団が出来て、芝居を作り出し、そしてその幕が開き、舞台公演の模様がバシバシ挿入されと、まるでドキュメンタリー映画のように進行していく。それも多彩なカット割りを多用しているため、次々とシーンが飛び込んでくるようだ。自主映画出身の監督の本領発揮というところか。
本当に芝居の進行に合わせて1年間かけてロケした作品なので、桜の風景から、海水浴、紅葉、雪景色と、季節感だけでも豪華だ。他の作品ではちょっと、こういう作りは出来ない。また、舞台の大道具の隅や、ボロ4畳半のアパートなどのSEXシーンは、妙に生活感が見えて、リアルでエッチ。そそられる。
見ながら、あなたが大前たちの「わがまま」に付き合ううちに、不思議な感触が残っていく、そんな映画である。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]友松直之 [脚本]友松直之、大河原ちさと [プロデューサー]駒田愼司 [撮影]横山健二 [音楽]アリス・セイラー [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]風太郎、三沢史郎、松蔵宏明、江口恵美、林日出夫、松本明敏、アリス・セイラー、辻本優美

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乱菊伝説 (11月28日(火)まで上映)

乱菊伝説のポスター画像◆解説◆
ハダカはどこまでも美しい。躯に熱いパワーが!
場末のスナックを任されていた時夫は、風邪をこじらせて病院に入院中だ。そして見舞いに来た客に、自分の過去を語りはじめた。
深夜、閉店した店で一人、ヤクでラリっていたトキオの前に、刑事の山下が乗り込んできた。ゲイでもある山下は、逮捕する代わりにと強引にトキオを抱く。痛がったトキオだが、なぜか山下に恋心が湧いてきた。過去に区議会議員の藤木に無理矢理犯され男になっていたトキオ、当時のスナックのマスターも藤木に犯されていた。なぜか男に犯される事が多いのを山下に話したが…。
友情か、死か、銃口の前に立つ男。追う者と追われる者、激しく迫る男の舞台、乱れ狂って幕が開く!

◆スタッフ・キャスト◆
[監督]市村譲 [脚本]夢野春雄 [企画]サン企画 [製作]Gプロダクション [配給]大蔵映画株式会社 [提供]オーピー映画
[出演]大倉智己、山科薫、星野英人、山岸めぐみ、坂入正三、久須美欽一、港雄一

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