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日劇ローズ上映作品のご案内

【上映期間】 2月15日(水)~21日(火)

陶酔遊戯 (2月28日(火)まで上映)

陶酔遊戯のポスター画像◆解説◆
『仮面の誘惑』『狂った舞踏会』『狩人たちの触覚』『THE FETIST 熱い吐息』と、ゲイ映画の世界でも常にエロとグロ、紙一重の狂気と快楽を描き続けている監督、佐藤寿保。ピンク映画では「ピンク四天王」と言われ評価の高い仕事をしてきた人だが、その狂気の世界がピンク映画を見に来るおっちゃんらの一般観客には「わけ分らん」と毛嫌いされ、一時干されてしまうなどといった”勲章”まで持っている。
が、ゲイ映画ではその狂気性がかえって興奮する画像になり、はっきりとテーマが浮かび上がり、上記の作品たちは今でも人気が高い。ひとつの性的対象に対する偏執狂的なこだわりは、フェチ心を徹底的に刺激してくれ、その作品群は独特の異彩を放っているのだ。
そんな佐藤ワールドのゲイ映画の中でも、ちょっと異色の作品が本作だ。
現実と幻想が入り混じって、物語は進行していく。つまりそれは、初めて社会に出た新人サラリーマンの主人公の青年の不安定な心の中を表しているのだが、その幻想のシーンがまさに狂気っぽくて、ゾクゾクしてくる。ま、いわゆる、大人の世界に入りきれない(五月病みたいなもんですか)青年という、メインキャラはあるのだが、あまりそんなことは考えないで、ただどっぷりと、その独特な映像世界に浸りこんでいってほしい。まさにエロとフェチの世界へようこそと、知らない間に引きずり込まれていってしまう。
そしてこの映画のもうひとつ重要な役割を持つのが、フェンシングである。この誰もが知っているが、超マイナーな競技であるフェンシングというものに、監督は徹底的にこだわって描いている。これもフェチなところだ。
でもフェンシングの衣装って、身体にピチッとフィットしていて、身体の線がモロに出て、股間なんかモッコリだ。こんなところにもこだわりというのが見える。まさに異色の作品。ぜひ、お見逃しなく。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味はあるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]佐藤寿保 [脚本]夢野史郎 [撮影]河中金美 [照明]加藤博美 [助監督]瀬々敬久 [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]沢田詳太郎、福田理、小林節彦、松村とおる、山本竜二、橋本杏子

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夏を呼ぶ儀式 (2月21日(火)まで上映)

夏を呼ぶ儀式のポスター画像◆解説◆
襲われて、燃え、愛に狂う。
とある工場施設で逃げ惑う青年・裕太。その後を追い掛ける覆面の男・東野。逃げる裕太が屋上に着いた時、そこにもう一人の覆面の男・車田が待ち受けていた。二人の覆面男に挟まれ、逃げ場を失った裕太に二人が襲い掛かった。
何とか抵抗して再び二人から逃げ、エレベーターへ乗り込んだ。しかし、ドアが開いた瞬間、裕太の前には、東野と車田がニヤ突いて立っていて…。
憎悪で結ばれた“衝撃愛”!!

◆スタッフ・キャスト◆
[監督]浜野佐知 [脚本]山崎邦紀 [撮影]河中金美、田中譲二 [照明]秋山和夫、斎藤哲也 [助監督]池尾利夫、久地野佳子 [音楽]藪中博章 [録音]ニューメグロスタジオ [編集]フィルム・クラフト [製作]株式会社旦々舎 [配給]大蔵映画株式会社 [提供]オーピー映画
[出演]日高剛、山本竜二、甲斐太郎、タケ、樹かず

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