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日劇ローズ上映作品のご案内

【上映期間】 6月1日(水)~7日(火)

男街行き快速急行 (6月7日(火)まで上映)

男街行き快速急行のポスター画像◆解説◆
ピンク映画の世界では大ヒットシリーズになっている「痴漢電車」物。それを初めてゲイポルノ映画でも、と企画されたのが本作。が、むしろ、一連のピンク映画よりも車内の痴漢シーンはえぐく、そこまでやるか、というぐらい監督の意気込みがこもった作品になった。はっきり言って、かなり興奮する。
電車の中でウリをやっている少年。車内だというのにズボンからチ○ポを引きずり出し、咥え込んで、口内発射までやってしまう。当然のことに評判になる。が、そこを縄張りにしていた二人の男にとっては迷惑な話しだ。早速その少年を捕まえて、何故ここでウリをするのかを問い詰めていくのだが…。
物語が進んでいくと、そこには少年と2人の男たちの「自分探し」の旅が明らかになっていき、やがてユートピアと現実のギャップが3人の前に立ちはだかってくる。監督と脚本家の世代ゆえのこだわりが垣間見える(あるシーンのセットの飾りにそれがはっきりと分る)、とても大きなテーマが描かれている作品だが、なにはともあれ、その過激なエロ描写を存分に楽しんでもらいたいと思う。
その痴漢シーン、実際に走行中の電車の中で、ゲリラ撮影されたというから、もう迫力満点。まさに究極のリアリズムだ。
主役の少年はイケメンくん。圧倒的にファンの支持を得て、この後、ショーにも何度か出演したが、残念ながら事情があって引退。この作品がゲイ映画唯一の出演作となってしまった。また、この後、今に至るまでゲイ映画の重要な出演者となり、数多くの作品で異彩を放つ、杉本まこと(現在は、なかみつせいじに改名)のゲイ映画初出演作でもある。とにかくも色々と話題の詰まった作品だ。

◆スタッフ・キャスト◆
[監督]浜野佐知 [脚本]山崎邦紀 [撮影]河中金美 [録音]ニューメグロスタジオ [製作]株式会社旦々社 [配給]ENKプロモーション
[出演]杉本まこと、山崎邦紀、鈴木静夫、広瀬寛己、伊藤子磨、芳田正浩、栗原良、久須美欽一

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男狼トワイライト (6月14日(火)まで上映)

男狼トワイライトのポスター画像◆解説◆
幻想か現実なのか…。
会社員の隆一は、バーテンダーの恋人・浩太と喧嘩し、雑踏中彼を追いかけていた。その時、背中に激しい衝撃を受け倒れ込む。浩太の声で目覚める隆一。浩太と湖畔へ来て眠ってしまったらしい。しかし、この湖畔に来たのは彼と知り合った1年前のことだった。
状況が飲み込めないまま。隆一は唇を重ねてきた浩太に応じ激しく絡む。事後、浩太はかつてウリ専をしていた時、現在働いているゲイバーのママ・一文字に見初められ養子縁組したと告白した。隆一が望むなら一文字に別れを切り出すと、浩太は走り出した。隆一は彼を追いかけ、一文字のバーへと向かう。浩太が一文字と数人の男からレイプされていた。店内に飛び込もうとした隆一を背後から誰かが引き戻した。そこは元の湖畔。混乱する隆一は、浩太と話す中、嫉妬のあまり彼を崖から突き落としたが…。

◆スタッフ・キャスト◆
[監督・脚本]関根和美 [脚本・助監督]新居あゆみ [撮影]下元哲 [照明]代田橋男 [編集]有馬潜 [録音]シネ・キャビン [選曲]山田案山子 [スチール]小櫃亘弘 [製作]関根プロダクション [提供]オーピー映画
[出演]三好友彦、天川真澄、なかみつせいじ、牧村耕次、青山えりな、甲斐太郎、平川直大、佐々木共輔

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