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小倉名画座②上映作品のご案内

【上映期間】 2月22日(水)~28日(火)

僕らのウィニングラン (2月28日(火)まで上映)

僕らのウイニングランのポスター画像◆解説◆
人はいいんだが、博打好きで、優柔不断、どうしようもないぐうたら男。そして、そんな男を支え、叱咤激励する働き者のしっかり女房。何でこんな男と思われながらも、心の底では本気で惚れてる夫婦像。そうです、大阪が生んだ大作家、織田作之助の名作『夫婦善哉』です。その『夫婦善哉』に真正面から挑んだのが、この作品です。
人はいいんだが、競馬好きで、家の大事な金まで注ぎ込んでしまう駄目男と、そんな男に愛想を尽かしながらも彼のことを愛して、なぜか許して受け入れてしまう恋人の青年。そんな二人の恋模様を、関西ロケでしっとりと、情感たっぷりに描いています。
映画は、なかなか帰ってこない彼を思って、オナニーする青年のシーンから始まります。これがなかなかソソられます。絨毯の上に飛ぶ精液。それを空しく後始末する。孤独感が滲み出てくる、いいシーンです。剣崎監督のカメラワークが冴え渡ります。
『夫婦善哉』をモチーフにしている以上、結末は読めるんですが、それに至るエピソードは変化に飛んでいて、飽きさせず、むしろどうなってしまうんだろうとドキドキしてしまいます。そして最後はホロッときて…。
剣崎監督の絡みシーンは妙にヤラシイですね。それはカメラワークが素晴らしいからでしょう。毛穴まで見えそうにカメラがじっくり動き、そして身体の曲線の美しさを確実に写し取っていきます。チ○ポが感動でピクンピクンしてきます。ストリートともに、絡みもたっぷりと堪能して下さい。
その他、少しマニアックな見方としては、現在『ミナミの帝王』シリーズの脚本家として大活躍、監督としてもゲイポルノでは『バラードに抱かれて』などの秀作がある友松直之監督が、役者としてワンシーン友情出演。主人公の男の子を犯しまくっているのも見逃せません。
また、淀の京都競馬場でのロケも、競馬好きのお客様には馴染みがあって、興味深いかもしれません。必見です。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]剣崎譲 [脚本]駒来愼 [撮影]藪坂正史 [協力]フレッシュポテト(京都)・ファニーコック(大阪) [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]松田まさと、三好涼、新庄高士、友松直之、仲山陽子、岡田雅之

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僕は恋に夢中 (3月7日(木)まで上映)

僕は恋に夢中のポスター画像◆解説◆
僕が課外授業をしてあげる。男の愛し方、教えてあげる。
高校生のタダシは、クラスメートで親友のコータに淡い恋心を抱き、コータとのSEXを想像しながらオナニーしていた。ある日タダシはクラスメートからオカマだとからかわれ、いつしかコータにまで冷たくされるタダシ。
ヒロキとシンジは同棲カップル、ある日タダシは登校途中の電車の中で堂々とイチャついているヒロキとシンジに遭遇する。
あまりに二人の開放的な行動に目を奪われたタダシは電車を降りた二人の後をつける、二人はシンジの勤め先のブティック前でキスをし別れた、更にタダシは一人になったヒロキを尾行する。タダシに気付いたヒロキは公衆トイレに入りタダシを待ちかまえ…。
世間にカミングアウトできないゲイカップルに贈る、暖かいゲイムービー作品だ。

◆スタッフ・キャスト◆
[監督]吉行由実 [脚本]今泉浩一 [撮影]清水正二 [音楽]戎一郎 [録音]シネ・キャビン [助監督]瀧島弘義 [編集]酒井正次 [製作]オフィス吉行 [提供]オーピー映画
[出演]佐藤幹雄、深山洋貴、森士林、岡田智宏、和田智、朝比奈順子、今泉浩一

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