小倉名画座②上映作品のご案内


縄と男たち4 契(きずな) (6月21日(火)まで上映)

◆解説◆
大ヒットSMゲイ映画シリーズ第4弾は、日本の古都・京都を舞台に、縛ることでしか愛を表現できない男の、自虐のSM行為を描く大興奮作だ。
京都に住む日本舞踊の師匠は、名人といわれ、数多くの弟子たちを持ち、隆盛を極めていた。が、その師匠が交通事故に遭い、下半身不随となってしまった。もう踊れない師匠に付いていたって仕方がないと、弟子たちは次々と去ってしまい、残ったのはたった一人…。
残った男は、師匠のことを心から愛していた。そして献身的に師匠の世話をした。師匠もその弟子の愛を無償の愛と思い、受け入れていたのだが…。
しかし男は若い。ときどき性欲の発散と息抜きで、元カレとSEXしたり、ハッテンバ映画館へ出入りしたりしていた。それが師匠にばれたのだ。無償の愛と信じていた師匠はショックを受ける。そして猛烈な嫉妬から、弟子がそんなことをするのは、自分の下半身が不随となりまったく役に立たなくなってしまったからだと思い込んでしまう。なら、その弟子を自分の下に留めておくには、弟子を縛って、自由を奪うことしかないと思い…。
その日から、師匠から弟子への、縄を使った責め地獄が始まった…。
京都の西陣にある、大正時代建築の旧家を一軒丸ごと借りてロケをしたため、見事な和風テイストな中で繰り広げられるSMシーンは迫力満点。縄、炎が日本建築の中でさらに妖艶さを増し、まさに京都ロケの醍醐味が味わえる。また、惜しまれつつ閉館したシネ・フレンズ西陣でもハッテン乱交シーンなどがロケされており、かつて通ったことがある方には涙ものかも。
とにもかくにも「縄と男たち」シリーズの中でも、異色の超刺激作である。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味はあるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]剣崎譲 [脚本]駒来愼 [助監督]岸田一也 [撮影]牧逸郎 [照明]北井哲男 [音楽]山田かかし [美術]森本かおり [録音]東洋スタジオ 石立幸雄 [編集]京ふたば [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]渋谷和則、梁井紀夫、三好涼、小林弘

真昼の小夜曲(セレナーデ) (6月28日(火)まで上映)

◆解説◆
僕は燃える、君は狂う。同性愛の不思議な点と線。
服飾デザイナーの村雨潔は悪夢にうなされ突然、声を上げて飛び起きた。ライバルのデザイナー・青山と争ううち、手にした裁断鋏みで青山を殺めてしまうというものだ。
辺りを見回し夢だったと認識すると、額に滲む汗を拭い、お気に入りの“セレナーデ”を聴きながら、静かにそんまま寝入るのだが…。
妄想から逃れようと快楽をむさぼる現実。
狂わされていく男の姿を描くサスペンス作品。
◆スタッフ・キャスト◆
[監督・脚本]小林悟 [撮影]柳田友貴 [照明]渡部和哉 [助監督]国沢実 [音楽]竹村次郎 [製作]シネコスモジャパン [提供]オーピー映画
[出演]中島光司、真央元、沢まどか、神戸顕一、吉行由実、光健児、坂入正三

