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小倉名画座②上映作品のご案内

【上映期間】 10月20日(水)~26日(火)

青春肉弾戦 (10月26日(火)まで上映)

青春肉弾戦のポスター画像◆解説◆
3人の、新宿2丁目で生きている青年が主人公。
しっかり者で、ゲイバーを任されて、その日その日を一生懸命に働き、生きている男。そんな彼に好意を持っていて、彼の力になりたいと、その店で働き、尽くしている男。世の中全てに不満を持っていて、自堕落にその日その日を生きている男。そんな3人の生き様、出会い、関わり、恋、SEXを、2丁目という街の視点で描いた異色作だ。
この作品に登場する人物たちが、全員ゲイであることに何の違和感も感じない。つまりゲイ映画に登場する人物たちだから、全員がゲイであってもかまわないだろうというスタンスで作られているのだ。『ファインティング・ニモ』を見て、魚が人間の言葉を喋るのがおかしいといっても仕方がないだろうというというのと、同じ感覚だ。そこが2丁目の視点という意味なのだが、そこのところを浜野監督と脚本の山崎氏は上手く描いている。
そしてしっかり者を演じている工藤克巳がラスト近くに見せる蝋燭ショーの場面。これが話しの展開に重要なシーンになるのだが、理屈的にいけば、これはちょっと苦しい。だが、映画全体に流れているスタンスがあるのと、本当に見事なほど美しいシーンなので、一気に引き込まれていってしまうのだ。そして納得する。ある意味、これは映画としての本質なのかもしれない。絵の力で見せるということで。
そして心を許しあった3人が見せる3PによるSEX。これは圧巻だ。思わず自分もスクリーンの中に入っていきたくなる。もちろん、その時は誰もがパンツを脱ぎ捨てて…。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]浜野佐知 [脚本]山崎邦紀 [撮影]河中金美 [照明]秋山和夫 [制作]鈴木静夫 [製作]株式会社旦々社 [配給]ENKプロモーション
[出演]工藤克巳、山田宏、藤沢行弥、芳田正浩、中村憲一、ゴブリン森口、米田共、南条千秋

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クライマックス (11月2日(火)まで上映)

クライマックスのポスター画像◆解説◆
廻り舞台のように…燃えて、愛して、嫉妬して。
エロチックにからみ合う男たちの悲喜劇!!
アングラ芝居をやっている演出家兼俳優の士朗。自分の劇団の役者、圭と公彦と一緒に公演に向けてレオタード姿で舞台稽古をしていた。
公演のチケットの売り上げは上々だったが、制作費用がかさみ、目下資金が不足していた。だがそれを実家が裕福な公彦が補う事になっていた。士朗は公彦のそういう面を頼りにしていた。公彦はそれが嬉しく、士朗に手を握られたりすると、その温もりを大切にしていた。しかし、公演初日に向け稽古している時、大道具の三四郎と士朗のふたりがこっそりと…。
ポルノ映画の巨匠・小林悟が贈る、劇団の内情を映像化したリアリティあるエロティックストーリー。

◆スタッフ・キャスト◆
[監督・脚本]小林悟 [撮影]柳田友貴 [製作・配給]大蔵映画株式会社 [提供]オーピー映画
[出演]芳田正浩、中条誠、沢まどか、石丸典勝、泉杏花

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