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小倉名画座②上映作品のご案内

【上映期間】 9月15日(水)~21日(火)

ミッドナイトダンサーズ (9月28日(火)まで上映)

真夜中のダンサーのポスター画像◆解説◆
フィリピンはマニラのゲイ・バーで働く3人の兄弟とその家族を中心に、様々な欲望と暴力の渦巻くマニラの裏側とそこに生きる人々の姿をセミ・ドキュメンタリー・タッチで描いた人間ドラマ。
本国ではゲイ・セクシュアリティの表現と社会の暗部の描写によって一般公開中止に追い込まれたが、ロッテルダム国際映画祭、バンクーバー国際映画祭、トロント国際映画祭など各国の映画祭に招待されて注目された。
マニラ。貧しいが気のいい母親の下、将来を夢見て自らの肉体を売る3人の兄弟たちがいた。妻と子を持ちながらゲイの愛人がいる長男のジョエル。ストリート・キッズの仲間と共に日々のスリルに興じる次男のデニス。そして、学校を中退して家族の元に戻ってきた三男のサニー。サニーは、兄たちの勧めでゲイ・バーで働き始める。そこは、外国人のGIや観光客を相手に体を売るところだった。
マニラの夜の世界に踏み出したサニーを軸に、ドラッグ・クイーンとの恋、腐敗した警察権力の実態、エイズの影、じゃぱゆきの問題など、現代マニラの過酷な実態が描かれる。やがて、デニスは地元のギャングとの抗争に巻き込まれ、無残に殺されるという悲劇的な結末を迎え…。
監督はフィリピン映画界の巨匠リノ・ブロッカの助監督出身で、製作中に急死した彼の遺志を継いで英国BBC製作の『ルシア』(92)を完成させて世界的に高い評価を得、ブロッカ亡き後は「フィリピン映画界で最も重要な監督の一人」と言われるメール・チョーンロー。脚本は、ブロッカの『マッチョ・ダンサー』『泥の中を泳げ』などを手掛けたリカルド・リー。製作はこれが初プロデュースとなるリチャード・タン。

◆スタッフ・キャスト◆
[監督]メール・チョンロー [製作]リチャード・タン [脚本]リカルド・リー [撮影]ジョージ・ツターネス [音楽]ノノン・ブエンガミノ、ラモン・レイス [美術]エドガー・マーチン・リタウア [編集]ジェス・ナバロ [字幕]杉山緑 [提供]S.I.G
[出演]ライアン・アリストレーンズ、バウティスタ、リチャード・カシティ、グランドン・セルバンテス、ルイス・コルテス、ローレンス・デヴィッド、アレックス・デル・ロケリオ、レオナルド・マナランソン、ジョン・メンドーサ、ダニー・ラモス、ガンドン・セルヴァンテス・ジュニア

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渚のファンタジー (9月21日(火)まで上映)

渚のファンタジーのポスター画像◆解説◆
ボクは白い船、キミは青い海、とても大きな水しぶきにゆられゆられて…快楽の青春航路をひた走る!!
予備校生の吾郎は、好きだった女性に告白したがフられ、何も手に付かず、とある桟橋で思いに耽っていた。そこに見ず知らずの男・神田が声をかけてきた。そしてこの薬を飲めば楽になると言われ、錠剤を飲む吾郎。
神田はこれから船に乗り、島で宝探しをするという。ついてこないかといわれ吾郎は船に乗る…神田は地図を片手に島の森のどこかに必ず宝があると断言する。しかし宝はなにか分からないというが…。
夏色のまばゆい時間をすごす男たちを美しく映像化した作品です。

◆スタッフ・キャスト◆
[監督]新倉直人 [脚本]松瀬直仁 [撮影]柳田友貴 [製作]シネコスモジャパン [配給]大蔵映画株式会社 [提供]オーピー映画
[出演]工藤正人、大原勝利、國枝木太郎、葉月渚、坂入正三

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