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小倉名画座②上映作品のご案内

【上映期間】 10月7日(水)~13日(火)

ほんとうの空色 (10月13日(火)まで上映)

ほんとうの空色のポスター画像◆解説◆
美しいドラマである。
鬼才・柴原光監督、若干23歳のデビュー作。色褪せることのない、傑作である。おそらく今後もずっと…。
売り出し中の新進画家が、彼の恋人であるリンの家で同居生活を始めることになった。近々開かれる個展に向けて、制作に専念するためだ。リンの家には年老いたリンの母親がいて、色々と彼の面倒を見てくれる。その中で彼は絵を描き、リンと愛し合い、と充実した生活を送っていた。
そんなある日、彼のパトロンの画商から(その画商とは、金銭的援助を受けるために肉体関係があった)、個展が成功したらニューヨークへ行かないかと言われる。今の心と身体が充実した生活を続けるか、画家としてニューヨークへ留学して上を目指すべきか…。彼も、そして恋人のリンも、重要な決断を迫られる…。
とにかく、画家を演じる石井基正が美しい。素晴らしく端正なマスク。素晴らしく均整のとれた身体。少し翳のあるような静かな演技。どれもほんとうに美しい。またストーリーも哀しくはあるが、人が生きるということを声高に叫ばないで、静かに流れながら心に染み入ってくる。これも美しい。
監督の演出、カメラワーク、そして音楽。これらも美しい。
これらの美しさが絡み合って、奇跡のような映画が誕生したといっても過言ではないかもしれない。
が、あまり美しい、美しいと書いていると、エロ映画としては二流じゃないのかと思われるかもしれないが、石井基正のSEXシーンは何度見ても著しく興奮する。やはりイイ男が悶える姿というのは、誰が何を言おうと極上のエロスなのだ。
まさに必見。貴男に送る、珠玉の1本です。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
■【CINEPO.com】にてセルビデオ(VHS)絶賛発売中!

◆スタッフ・キャスト◆
[監督]柴原光 [脚本]柴原光、五代響子 [撮影]下元哲 [照明]伊和手健 [企画]ブレイク・イン [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]石井基正、池島ゆたか、吉岡一郎、日比野達郎、芹沢莉緒、逢坂武、清水大敬、藤ひろ子

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恋する男たち (10月20日(火)まで上映)

恋する男たちのポスター画像◆解説◆
愛している…そんな簡単なことばが口に出せない男たちの物語。
[第1話 弟の恋人]
大学院生の竹雄はリクという恋人がいた。竹雄の部屋でリクがバイトで出演したゲイビデオを見ながら、二人は体を重ねた。しばらくして竹雄の姉・桃子が帰宅した。三人は酒を呑み、やがて竹雄は酔って寝てしまった。弟達がゲイと知らぬ桃子はリクにアタックした。翌日、それを聞いた竹雄は驚いた。リクは面倒なことになる前に桃子にカミングアウトしろと言うが…。
[第2話 あいつの子供]
秋彦はノンケの友人・和哉に思いを寄せていた。成り行きで彼の赤ちゃん・レンカを世話している。彼女の母・比呂美は和哉と別れて単身香港で働いている。秋彦は子供の面倒を見る代わりに比呂美のマンションで暮らしていた。秋彦のセックスフレンドのユウキはそんな秋彦の和哉への愛を心配した。和哉はバンドマンで寝っからの女好きなのだった。ユウキと秋彦は、以前和哉がバイトで出演したゲイビデオを見た。それはリクとのビデオだった。後日、秋彦は和哉から結婚することを聞かされ…。
『東京国際レズビアン&ゲイ映画祭』にて上映されたOPゲイ映画初のオムニバスゲイムービー、ついに登場!

◆スタッフ・キャスト◆
[監督]池島ゆたか [脚本]五代暁子 [撮影・照明]清水正二 [音楽]大場一魅 [録音]シネ・キャビン [編集]酒井正次 [助監督]小川隆史 [スチール]津田一郎 [現像]東映ラボ・テック [製作]セメンチマッチ [提供]オーピー映画
[出演]桜井雅也、竹本洋、河村栞、兵頭未来洋、石川雄也、横須賀正一、蓮花、本多菊次朗、山ノ手ぐり子、神戸顕一

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