横川有楽座上映作品のご案内


着信音が鳴らなくて バースデイ・プレゼント (11月20日(木)まで上映)

◆解説◆
その日、ボクは大切な男(ひと)と出会った。
大学生の明は就職活動の真っ最中で、自分がゲイであることを家族や周囲には隠していた。恋人の隆とは、ささいな喧嘩をきっかけにしばらく会っておらず、音信不通のままだった。そんな中、誕生日を一人で過ごす寂しさから、明は街で声をかけた男の清と一夜を共にするが、心は満たされなかった。気持ちを切り替えるために馴染みのゲイバーを訪れた明は、常連客の竜二との会話を楽しんでいた。そこへ初めての来店客として隆が現れた。初対面として振る舞う隆と明は、映画という共通の趣味で意気投合する。誕生日だと知った隆は、一輪の薔薇を買って明にプレゼントし、連絡先を明かさず「また会おう」とだけ言い残して店を後にする。
後日、再びゲイバーで再会した明と隆。隆は自分の連絡先を書いた名刺を渡す。携帯電話を持っていない隆は固定電話の番号を伝え、「連絡待ってる」と微笑む。明は喜びつつも、なかなか電話できずにいた。そんなある日、通学中に明は隆の名刺をバッグから落としてしまい、それに気づかず帰宅。夜になってようやく電話しようとするが、名刺が見つからない。家中を探すが見つからず、絶望する明。
一方、明の大学の同級生の智は、明に好意を抱いていた。就職活動の話などを口実に明の部屋を訪れ、泊まることもあった。ある晩、酔って眠る明の寝顔を撮影し、彼への想いを募らせながら自慰に耽る智。その感情は明に伝わっておらず、明はただの友人として接していた。
名刺を失くした明は、隆に会いたい一心で再びゲイバーに通い、再会できる日を待ち続けるが…。
この物語は、恋人との再会を願う明の切ない想いや、彼を取り巻く人々の隠された感情、そして交錯する恋心を繊細に描いた、ゲイ青春恋愛ドラマである。
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]加藤義一 [脚本] 筆鬼 一 [撮影・照明]田宮健彦 [撮影助手]宮原かおり [録音・整音]植田 中 [編集]蛭田智子 [助監督]江尻 大 [音楽]與語一平 [スチール]本田あきら [仕上げ]東映ラボ・テック [制作プロダクション]加藤映像工房 [提供]オーピー映画
[出演]大空太陽、佐々木狂介、吉田タケシ、森羅万象、モリマサ、安藤ヒロキオ

SEE YOU AGAIN 広島物語 (11月20日(木)まで上映)

◆解説◆
広島の熱い夜――やっと見つけた本当の恋!心も身体も溶ろける恋幕遊戯!!
生活にくたびれた男とHOMOショーのダンサーが、広島で出会って、一夜の恋に落ちて…。
広島のゲイ映画館、的場シネマの全面協力と、広島、尾道での全編ロケという異色作。ショーのシーンや絡みがふんだんに出てきて、結構おいしい作品ですよ。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
■【Gay.CINEPO.com】にてセルビデオ(VHS)絶賛発売中!
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]剣崎譲 [脚本]剣崎譲、山田優作 [撮影]池田俊己 [照明]北井哲男 [音楽]神野哲安 [録音]東洋スタジオ 石立幸雄 [編集]京ふたば [助監督]山内隆弘 [製作]翔の会 [協力]清水興業株式会社、的場シネマ [配給]ENKプロモーション
[出演]佐賀照彦、相川純、渋谷和則、丸井慶介、赤田とみこ、杉本昌彦

