横川有楽座上映作品のご案内
愛ゆえに ラブ・アゲイン (1月18日(火)まで上映)
◆解説◆
製薬会社で社長をする男はゲイで、ある日かつて自分の愛した男にそっくりな青年を見かけた。彼はおもわず後をつけてその男の家に忍び込み、その青年もゲイで恋人と愛し合っていることを確認した。
彼は若返りの薬を開発する科学者の元を訪ねると実験薬をゲットし、一気に若返った。その頃、青年は恋人の男に別れを告げられていた。青年と恋人との出会いは、酔って絡まれていた青年を助けてくれ、そのまま抱かれて初体験を迎えてしまった。自分がゲイだと自覚したのも、この初体験のおかげだった。だからこそ別れはショックだった。
青年には父親がゲイで男と浮気していたことがバレ家庭崩壊した過去があり、沈んでいた青年の元へ父親が現れた。実はこの10年間、父親はこっそり息子である青年を監視していて、その上、父親の浮気相手の男こそが社長の男だった。
男が今、息子と同じくらいの年に若返っていることを知ると、不治の病を隠す父親には若返りこそが病を治す唯一の手段に思えて…。
この新作ゲイ映画は「時間軸」のズレこそが重要で、歳を重ねた男たちがあの頃に戻りたい。あの時こうすればよかった。そんなことを若返りを通して体験できたとしても、本当に幸せになれるのか。そんな経験を疑似体験できる奥深い夢のようなゲイ映画が登場だ!
もちろん見た目もイケメンだらけのパラダイス映画なのでお楽しみに♪
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]国沢実 [脚本]高橋祐太 [撮影・照明・編集]渡邊豊 [録音]大塚学 [スチール]本田あきら [助監督]菊嶌稔章 [音楽]與語一平 [撮影助手]渡邊千絵 [仕上げ]東映ラボ・テック [製作]フリーク・アウト [提供]オーピー映画株式会社
[出演]仲井間稜、中野隼斗、安藤ヒロキオ、吉良星明、みずとりらんらん、野間清史、竹本泰志
さよならが言えない (1月18日(木)まで上映)
◆解説◆
オッと、この映画はちょっとファザコンが入っている映画だ。
ゲイにとって、もっとも身近で、最も影響を受ける「男」って、やっぱり父親なんだろうな…。
幼い頃に父親を亡くした青年が、ある日ゲイ雑誌の通信で若い男と待ち合わせるはずが、変な小汚い中年の男がその場に現れる。騙されてたのだ。そして、その男に無理やり犯されてしまう。が、何故かその日から、その男のことが気になり始めてしまう。が、実はその男にはとんでもない秘密があって…。
そんな青年の揺れる心理を、丹念に丹念に描く秀作。細かい描写に徹底的にこだわる橋口監督の真骨頂だ。無駄なセリフを排して、丁寧に絵でそこのところが創られているため、思わず引き込まれていく。もちろんエロ度も高い。
主演は、佐賀照彦。この作品がデビューから2作目になるのだが、そんな青年を好演して、今から思えば、この作品はその後の彼の活躍の大きなエポックになった作品ともいえる。
まったく色褪せない、不変のテーマを持った本作。必見です。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]橋口卓明 [脚本]仲根弘樹・橋口卓明 [撮影]池田俊巳 [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]佐賀照彦、染井紀夫、一条カズヤ、佐藤浩一、山本厚、須藤健、中根弘樹