◆解説◆
とにかく珍しい作品である。
何が珍しいかというと、この作品、ドキュメンタリータッチで作られている。
ポルノ俳優で有名な久保新二が、関西のゲイスポットに潜入して、行く先々で、グチョグチョのSEXパーティーに突入してしまうという内容なのだ。そのゲイスポットというのは、ゲイバーであったり、ゲイサウナであったり、ハッテンバだったりするのだが、そこへ次から次へとカメラは入っていく。ただ、そこに写る人たちのプライバシーの問題があるから、撮影する前に事前に許可は取っている。そこがドキュメンタリー“タッチ”という言葉になるのだが、写っている場所は実際のゲイバーであったり、ハッテンバなのだ。
そしてもっと珍しいのは、この作品が製作された年が1985年ということ。つまり、この作品で紹介されているそんなゲイスポットは、今から約30年前のものということだ。ドキュメンタリーという作品の弱点ではあるが、考えようによっては、これはもう歴史的資料でもあるのだ。28年前の関西のゲイシーンはどんなものだったんだろう?これって、かなり興味がわきませんか。
スクリーンに映し出される28年前のゲイたち。そこには、かつての貴男がいるかもしれないし、若き日の親父の影が見えるかもしれない。そして、今も昔も変わらず、男が大好きなゲイたちの姿が…。
しかしながら、ひょっとして一番珍しいのは、この映画が本当に久し振りに上映されるということかもしれない。
◆スタッフ・キャスト◆
[構成・監督]山崎和夫 [撮影]柳田友春 [照明]秋山一夫 [助監督]佐々木晋也 [録音]東音スタジオ [現像]東映化工 [原画]林月光(雑誌「さぶ」提供) [製作]大泉製作事務所 [配給]ENKプロモーション
[出演]久保新二、現役ホモ・ゲイ達大挙出演!
◆解説◆