シネマハウス大塚(東京)のご案内
【上映日程】 12月8日(土) 14時15分より上映(14時開場)
愛の処刑
◆解説◆
禁断の愛!切腹の美学!幻の三島文学、完全映画化!!
「榊山保」名義で書かれ、地下出版されたが、当初から三島由紀夫が変名で書いたと言われ続けてきた幻の小説が、近年、三島研究者や遺族によって、ついに三島作品と認定された。この映画は、1983年、榊山保原作作品として映画化され、日本のゲイシーンにショックを与えた、大傑作である。
美少年への憧憬と、その美少年に殉ずるための切腹という行為を、美学という立場で描ききった秀作です。まさに、究極のゲイ術映画といえるかも知れません。
プロデューサーは、雑誌「薔薇族」編集長の伊藤文學。監督はベテランの俳優でもある、野上正義。雨の水滴一滴一滴を写し撮るカメラワークは、見事の一言です。
精神的なエロチシズムがスクリーンから満ちてくる、そんな映画です。男の美学を、どうぞたっぷりと堪能下さい。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
■【Gay.CINEPO.com】にてセルビデオ(VHS)絶賛発売中!
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]野上正義 [脚本]吉本昌弘 [撮影]伊藤英男 [照明]石部肇 [プロデューサー]伊藤文學 [原作]『愛の処刑』三島由紀夫(榊山保名義) [製作]塁プロモーション [配給]ENKプロモーション
[出演]御木平介、石神一、板垣誠、山本みよ子
巨根伝説 美しき謎
◆解説◆
日本初商業ゲイポルノ映画、デジタルリマスターで復活!
高名な作家・三谷麻紀夫は、若者を集めて私設軍隊を作っていた。彼らはジムで常に身体を鍛えていたが、その姿をジムで見ていた青年・篠原は三谷らの行動にあこがれる憂国の士だった。
篠原は入隊を希望し、同志になることを三谷に許可された。先輩滝沢に教えを乞うように言われ、二人は共同生活をはじめることになった。
滝沢は男同士の契りと言って篠原を犯した。それを受け入れてしまう篠原。一方、麻紀夫も自分の部隊の若者・森脇と深い関係にあった。森脇に尻を犯され、歓喜の声を上げる麻紀夫。彼らの訓練合宿で篠原は森脇にも犯されてしまった。
ノンケだったはずの篠原は、なぜか滝沢以外の男に犯されることに嫌悪感が生まれ、違和感を感じ始めた。
そんな時、三谷は会の目的だったクーデターを計画するが、、、
ストーリーから逸脱したとんでもないオチは驚かされるが、あの社会的事件までエロ映画にしてしまう、中村幻児監督のパワーには脱帽!絶対に見逃すな!
ちなみにタイトルの「美しき謎」は三谷が「2.26のメンバーは美しき謎になった。私も同様に決起して美しき謎になるのだ」というセリフから来ている。確かにモデルと思われる三島の行動は謎ともいえる。が、この映画はそんな集団をパロった、当時としてはとんでもないパワフルな作品だ!
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]中村幻児 [脚本]望月六郎 [企画]才賀忍 [撮影]伊藤英男 [照明]矢口明 [音楽]PINK BOX [編集]沢田まこと [録音]銀座サウンド [助監督]石川均 [撮影助手]阿部宏之 [撮影助手]平岡光好 [演出助手]望月六郎 [進行]井上潔 [メイク]中畑裕子 [製作]雄プロモーション [配給]ENKプロモーション
[出演]長友達也、首藤啓、山科薫、金高雅也、管正春、縫部唯一、安芸新介、猪狩文明、武藤裕之、大杉漣
◆上映後にトークイベント開催◆
■トークゲスト■ 中村幻児(映画監督)×鈴木邦男(著述業)