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日劇ローズ上映作品のご案内

【上映期間】 5月22日(水)~28日(火)

真昼の小夜曲(セレナーデ) (6月4日(火)まで上映)

真昼の小夜曲のポスター画像◆解説◆
僕は燃える、君は狂う。同性愛の不思議な点と線。
服飾デザイナーの村雨潔は悪夢にうなされ突然、声を上げて飛び起きた。ライバルのデザイナー・青山と争ううち、手にした裁断鋏みで青山を殺めてしまうというものだ。
辺りを見回し夢だったと認識すると、額に滲む汗を拭い、お気に入りの“セレナーデ”を聴きながら、静かにそんまま寝入るのだが…。
妄想から逃れようと快楽をむさぼる現実。
狂わされていく男の姿を描くサスペンス作品。

◆スタッフ・キャスト◆
[監督・脚本]小林悟 [撮影]柳田友貴 [照明]渡部和哉 [助監督]国沢実 [音楽]竹村次郎 [製作]シネコスモジャパン [提供]オーピー映画
[出演]中島光司、真央元、沢まどか、神戸顕一、吉行由実、光健児、坂入正三

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陶酔遊戯

陶酔遊戯のポスター画像◆解説◆
『仮面の誘惑』『狂った舞踏会』『狩人たちの触覚』『THE FETIST 熱い吐息』と、ゲイ映画の世界でも常にエロとグロ、紙一重の狂気と快楽を描き続けている監督、佐藤寿保。ピンク映画では「ピンク四天王」と言われ評価の高い仕事をしてきた人だが、その狂気の世界がピンク映画を見に来るおっちゃんらの一般観客には「わけ分らん」と毛嫌いされ、一時干されてしまうなどといった”勲章”まで持っている。
が、ゲイ映画ではその狂気性がかえって興奮する画像になり、はっきりとテーマが浮かび上がり、上記の作品たちは今でも人気が高い。ひとつの性的対象に対する偏執狂的なこだわりは、フェチ心を徹底的に刺激してくれ、その作品群は独特の異彩を放っているのだ。
そんな佐藤ワールドのゲイ映画の中でも、ちょっと異色の作品が本作だ。
現実と幻想が入り混じって、物語は進行していく。つまりそれは、初めて社会に出た新人サラリーマンの主人公の青年の不安定な心の中を表しているのだが、その幻想のシーンがまさに狂気っぽくて、ゾクゾクしてくる。ま、いわゆる、大人の世界に入りきれない(五月病みたいなもんですか)青年という、メインキャラはあるのだが、あまりそんなことは考えないで、ただどっぷりと、その独特な映像世界に浸りこんでいってほしい。まさにエロとフェチの世界へようこそと、知らない間に引きずり込まれていってしまう。
そしてこの映画のもうひとつ重要な役割を持つのが、フェンシングである。この誰もが知っているが、超マイナーな競技であるフェンシングというものに、監督は徹底的にこだわって描いている。これもフェチなところだ。
でもフェンシングの衣装って、身体にピチッとフィットしていて、身体の線がモロに出て、股間なんかモッコリだ。こんなところにもこだわりというのが見える。まさに異色の作品。ぜひ、お見逃しなく。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味はあるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
■【Gay.CINEPO.com】にてセルビデオ(VHS)絶賛発売中!

◆スタッフ・キャスト◆
[監督]佐藤寿保 [脚本]夢野史郎 [撮影]河中金美 [照明]加藤博美 [助監督]瀬々敬久 [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]沢田詳太郎、福田理、小林節彦、松村とおる、山本竜二、橋本杏子

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