横川有楽座のご案内

■11月1日(木)リニューアルオープン!!■
横川有楽座は、広島でゲイ・薔薇族映画を上映している唯一のゲイ映画上映映画館です。ゲイ映画2作品とピンク映画2作品という豊富なラインナップで、お客様の満足のいく作品を上映しています。
ぜひお近くにお越しの際はお立ち寄りください。
◆最新情報は、劇場公式サイトをご覧下さい。
http://www.h-shimizu.com/yokogawayurakuza/
営業時間と入場料金

●年中無休・毎日レイト上映!
※日~金曜日 11:00 ~ 22:00
※土曜日のみ 11:00 ~ 24:00
●ご入場料金
一般料金/2,300円
会員料金/1,900円(会員証ご持参の方)
上映映画のご案内

■2月15日(金)~3月7日(木)
リーマンブルース/渚のファンタジー ※その他ピンク映画2本
■3月8日(金)~27日(木)
ジャレッドの旅立ち/走る男たち ※その他ピンク映画2本
■3月28日(金)~4月18日(木)
ときめきの午後/せつないかもしれない ※その他ピンク映画2本
■4月19日(木)~5月9日(木)
薔薇色電車 出発珍行/地獄の如く狂おしく ※その他ピンク映画2本
■5月10日(金)~30日(木)
ほんとうの空色/光る少年 ※その他ピンク映画2本
■5月31日(金)~6月20日(木)
黄昏に燃えて/南に飛ぶふたり ※その他ピンク映画2本
■6月21日(金)~7月4日(木)
薔薇の囁きを聞け/天国と地獄 ※その他ピンク映画2本
※青文字はENKプロモーション、黒文字はオーピー映画配給作品です。
的場シネマ探訪記

ちょっと遅めではありますが、新年おめでとうございます。
昨年からお届けしています、この全国ゲイ映画館探訪記、いよいよ今回は中国地区の雄、広島の的場シネマを訪ねました。
この的場シネマを経営されている清水興業さんは、何と1920年設立、今年で88年もの歴史を誇る広島の名門興行会社という事前資料をもらって、ちょっと緊張気味にJR広島駅に降り立ちました。
駅前から、広電のチンチン電車に乗り「的場町」駅で降りても行くのもいいですし、広島駅から歩いても10分ぐらいで行けちゃいますので、そのときの気分次第でどちらでもOK!です。
電車通りから1本南の道を入ったら、清水劇場という名前の入った幟が見えてきます。そのビルの1階が的場シネマです。清水劇場というのは3階にある大衆演劇の劇場で、運が良ければ、ちょんまげ、着流し姿の男前の役者さんたちに会えるときがあるそうですよ。
的場シネマの入り口は、その清水劇場の入り口の奥正面。向って右側がピンク映画館、左がゲイ映画館ですので、表からはどちらに行くのかは見えないので、入りやすいですね。もちろんここでも会員証での割引は受けられ、400円もお得です。全国の他館の会員証でも割引してもらえますので、他地域から行く人はお忘れなく。
で、入るとそこは、広いロビーになっていて、ソファーや机、飲み物の自販機にコインロッカー、売店、そして色々なお知らせなどが掲示されている、くつろげるスペースになっています。何人かの方が、親しげに談笑されていました。そしてその奥には、カーテンで入り口を仕切られた、グッと照明を落とした、フリーに使える小部屋が2つ。場内やロビーで意気投合すれば、この部屋は使えますね。ん…、妖しい吐息が聞こえてきてますよ。ハハハ…。
場内は、スクリーンの大きさに圧倒されます。映写、音響状態もとても美しく、さすがにここでSEXシーンを見るのは迫力があり、興奮します。老舗の貫禄なんでしょうね、そういう環境で映画を見れるというのは。汗や体液の匂いまでがモロに迫ってくる感じがします。やっぱりこの興奮や感覚は、映画館でなきゃ味わえないでしょうね。
ご案内頂いた営業担当の方は、(一部省略)色んなアイデアをスタッフ全員で出し合って、もっと劇場を盛り上げていくためにどうすればいいのか、いい意味で今年はチャレンジしていきたいとのこと。老舗を支える若いスタッフの皆さんの意気込みに、感動しちゃいました。
取材を終え、映画館を出て、せっかく広島に来たのだからと繁華街の方に。
豊かな瀬戸内の海の幸、お好み焼きなど、広島の名物は多いですが、やはりなんといっても広島は平和を願う町。成人映画館やゲイの人々が集える場所が存在できるというのは、平和な世の中だからこそで、もし非常時なんかになると真っ先にそういうところはクローズされてしまいます。的場シネマがこの町にあるということが、やはり一番素晴らしいことなんだと実感できた一日でした。
