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横川有楽座上映作品のご案内

【上映期間】 9月27日(金)~10月17日(木)

新ハッテンバ・ラブ・ストーリー (10月17日(木)まで上映)

新ハッテンバ・ラブ・ストーリーのポスター画像◆解説◆
1990年、『奴隷調教ドラゴンファクトリーの男たち』で彗星の如くデビューした、石井基正。その後『ハッテンバ・ラブ・ストーリー』、『ほんとうの空色』などの秀作で主役を演じ、一躍ゲイ映画界のスーパースターになった。うっとりするほどの端整な顔立ち、引き締まった美しい身体、そしてシャープな演技力。もう、その人気は圧倒的だった。もっとも石井基正本人は、新宿などで歩いていると、何人ものファンの人に追いまわされて大変だったそうだが。
そんな石井基正は、ある日突然、俳優を廃業してしまった。まさに彗星のように、この世界からリタイアしていってしまった。
さて、山本竜二監督。俳優としてピンク映画、ゲイ映画、AVなど、H系文化には欠かせない人だったが、その芸歴を認めた大手芸能プロダクションに所属することになり、成人映画業界を引退せざるをえなくなってしまった。彼は、ほんとうに愛していたこの業界の、その最後の仕事に、もっとも思い入れのあるゲイ映画の監督を選択。そして前作『ハッテンバ・ラブ・ストーリー』で描ききれなかったハッテンバでのHOMOHOMO模様を、より深めるために続編の製作を決定。その主役には、石井基正以外考えられないと、引退した彼を説得して、6年ぶりにスクリーン復帰させたのがこの作品なのだ。
つまり、この『新・ハッテンバ・ラブストーリー』はHOMO映画にとって一つの時代を築いた、二人のほんとうの引退映画となった。
その象徴はラストシーン。そんな事情を知って見ると、より深く、グッと迫ってくる名シーンだ。いや、そんなこと知らなくっても、十分楽しめる娯楽映画ではあるが…。
山本竜二監督作品のもう一つの楽しみは、監督自身のこれまでの人脈から実現する意外なキャスト。この作品も場面場面で、エッ!という人が登場している。さて、何人分るだろうか?でもこれはちょっと通すぎる楽しみではあるけども。
ちょっと切ないゲイの気持ち。監督の狙いを石井基正は、的確に表現し、この作品はまさに忘れられない映画となった。ジャパニーズ・ゲイムービーの記念碑的作品と、石井基正と山本竜二という二人に、その言葉を贈りたい、そんな気持ちになる映画だ。
それにしても、石井基正は美しい。彼の美しさは、こうして永遠にフィルムに焼き付けられた。それはまた僕らの、永遠の宝物であるに違いない。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]山本竜二 [脚本]月岡よみ [撮影]下元哲 [照明]伊和手健 [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]石井基正、山本竜二、熊谷孝文、木本博文、木澤雅博、山科薫、池島ゆたか、森山龍二、田口あゆみ、槇原めぐみ、秋山豊、吉村卓、渡辺幸次、鈴木裕太、神戸顕一

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アルティメットマスターベーション しごきの山 (10月17日(木)まで上映)

アルティメットマスターベーション しごきの山のポスター画像◆解説◆
マスターベーションに拘りまくる男たちを通して人間の本質と心の葛藤や倫理を描く、壮大な物語が本作です。
ここは人気がない山奥。向かいにも美しい山並みが続いている。そんな山々に向かって尻をむき出しにした男たちの集団がいた。彼らこそ、ゲイ・マスターベーションのカリスマこと黒鬼(くろき)とその一門たちだ。一列になってオナニーに集中し、黒鬼のかけ声とともに射精する。神業だ。そんな彼らのことを知った大学院生の谷地。彼らに興味を抱き、合流しようと山を登っていった。
彼らの研究目的は、よりエキサイティングなマスターベーションを見つけ出すことだ。様々な技法を試みていたが、ひとつだけやってはいけない掟があった。それはフェラチオとアナルセックス。これらは男女間のセックスを模倣しただけで、ゲイ本来のモノじゃないという黒鬼の信念を反映していた。
彼らのもとに辿り着いた院生の谷地。彼はグループへの参加を望んだが、ノンケであることを理由に反対する者もいた。だが、彼の熱意にほだされ、相談の結果、参加を認められた。グループとともに活動していたが、ある日、ついにノンケな彼にちょっかいを出す者が現れ、つい射精してしまった。その手段こそがフェラチオだったことから、集団の掟が崩れてしまい…。
マスターベーションを軸に、男たちの掟とは何なのか?男の快楽の本質は何か?そんな人間心理をじっくりと描き考えさせられる山﨑監督の新しいゲイムービー。もちろんエロさにも定評のある山﨑監督。イケメンパラダイス全開で、今回もいろエロ満開。

◆スタッフ・キャスト◆
[監督・脚本]山﨑邦紀 [撮影]小山田勝治 [照明]ガッツ [編集]有馬潜 [助監督]小関裕次郎、江尻大 [音楽]中空龍 [整音・音響効果]若林大記 [録音スタジオ]シンクワイヤ [制作助手]武子政信 [仕上げ]東映ラボ・テック [製作]株式会社旦々舎 [提供]オーピー映画
[出演]樹カズ、山本宗介、細川佳央、岩田まこと、泉正太郎、永川聖二

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