横浜光音座①上映作品のご案内


着信音が鳴らなくて バースデイ・プレゼント (8月26日(火)まで上映)

◆解説◆
その日、ボクは大切な男(ひと)と出会った。
大学生の明は就職活動の真っ最中で、自分がゲイであることを家族や周囲には隠していた。恋人の隆とは、ささいな喧嘩をきっかけにしばらく会っておらず、音信不通のままだった。そんな中、誕生日を一人で過ごす寂しさから、明は街で声をかけた男の清と一夜を共にするが、心は満たされなかった。気持ちを切り替えるために馴染みのゲイバーを訪れた明は、常連客の竜二との会話を楽しんでいた。そこへ初めての来店客として隆が現れた。初対面として振る舞う隆と明は、映画という共通の趣味で意気投合する。誕生日だと知った隆は、一輪の薔薇を買って明にプレゼントし、連絡先を明かさず「また会おう」とだけ言い残して店を後にする。
後日、再びゲイバーで再会した明と隆。隆は自分の連絡先を書いた名刺を渡す。携帯電話を持っていない隆は固定電話の番号を伝え、「連絡待ってる」と微笑む。明は喜びつつも、なかなか電話できずにいた。そんなある日、通学中に明は隆の名刺をバッグから落としてしまい、それに気づかず帰宅。夜になってようやく電話しようとするが、名刺が見つからない。家中を探すが見つからず、絶望する明。
一方、明の大学の同級生の智は、明に好意を抱いていた。就職活動の話などを口実に明の部屋を訪れ、泊まることもあった。ある晩、酔って眠る明の寝顔を撮影し、彼への想いを募らせながら自慰に耽る智。その感情は明に伝わっておらず、明はただの友人として接していた。
名刺を失くした明は、隆に会いたい一心で再びゲイバーに通い、再会できる日を待ち続けるが…。
この物語は、恋人との再会を願う明の切ない想いや、彼を取り巻く人々の隠された感情、そして交錯する恋心を繊細に描いた、ゲイ青春恋愛ドラマである。
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]加藤義一 [脚本] 筆鬼 一 [撮影・照明]田宮健彦 [撮影助手]宮原かおり [録音・整音]植田 中 [編集]蛭田智子 [助監督]江尻 大 [音楽]與語一平 [スチール]本田あきら [仕上げ]東映ラボ・テック [制作プロダクション]加藤映像工房 [提供]オーピー映画
[出演]大空太陽、佐々木狂介、吉田タケシ、森羅万象、モリマサ、安藤ヒロキオ

のんけII 幸せになろうや! (9月9日(火)まで上映)

◆解説◆
雑誌『薔薇族』で、「心の名作」と絶賛された前作から6年、待望の『II』がいよいよ公開となった。ゲイにとって、最も辛いノンケへの恋。惚れても告白できないやるせなさ。そんなゲイの微妙な心理を、今作も丁寧に丁寧に描きます。
主演は前作に引き続いて、佐賀照彦。ノンケに恋した男を好演。共演には、ショーで大ブレイクの今井純が、ついにスクリーンデビュー。2人の濃厚なエッチも見物です。監督も前作に引き続いて、剣崎譲。監督の特徴である美しい絵作りは本作でも冴え渡っています。
大阪が舞台。売れない漫才コンビ、故里ウサギ・オイシが主人公。
オイシは高校生の頃付き合っていた女の子、かおりとSEXが出来なかったことから、自分がゲイであることに気付く。そして今は相方のウサギに密かに恋してる。が、ウサギは「のんけ」だ。漫才も上手くいかない、恋も上手くいかない、オイシは悶々とした日々を送っている。
そんなある日、オイシは幸運のおちんちんを持った少年Dと知り合う。Dのおちんちんを触った人は運が上向いてくるというのだ。オイシはDとSEXした。するとその日を境に、オイシの実力がめきめき上り、人気が一気に出てくる。
相方の成長にウサギは悩んだ。そして漫才をやめると言い出すのだ。その上、かおりと結婚すると…。オイシの知らない間に二人は付き合っていたのだ。
オイシは焦った。せっかく芽が出てきたのに。そして、かおりを通して自分がゲイであることがばれてしまうかもしれない。そこでオイシはDと相談して、ある奇策に打って出ることにしたのだが…。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]剣崎譲 [脚本]葛西玲 [撮影]浜崎務 [照明]北井哲男 [録音]東洋スタジオ 石立幸雄 [編集]京ふたば [製作]翔の会 [配給]ENKプロモーション
[出演]佐賀照彦、森崎正弘、今井純、赤田富子、和田じゅん、梅田なつき

