新宿ぽるの(二代目・刀)のご案内


たまあそび (10月25日(土)まで上映)

◆解説◆
世界を舞台に活躍する、ゲイの映像作家・大木裕之監督の商業映画作品第2弾。前作『あなたがすきです、だいすきです』から、さらに感性へ訴えるように進化した作品。まさに大木ワールド全開といったところ。
一応ストーリーはあるんだが、カメラはそんなものお構いなしでどんどんどんどん、大木裕之の目線で移動していく。美少年、裸、股間、汗…。映像に付いて行こうなどと思わないで、その流れの中に身を任していると、やがて心地よい気分になってくる。そんな不思議な映画だ。
四国の松山で全篇ロケされたこの作品、松山が生んだ偉大な俳人・正岡子規の俳句が、所々でキィワードのように挿入されているのもイイ。正岡子規は日本に野球を紹介した人物。そしてゲイだったと言われている人。そんな子規と野球が、この作品を生み出したのです。とにかく、まず、自分の感性で見て欲しい。そして、何かを感じ取って下さい。
松山のとある会社に、子規という男が出向してきた。子規は以前の会社で野球部のセカンドとして有名だったので、社内にも野球部という話が起こる。高校時代、選手だった健は気乗りしないまま、恋人のミチコに後押しされて参加する。そんな彼に子規は、元のチームメイトと恋愛関係になって左遷されたんだと打ち明ける。温泉で子規の裸体を見て欲情し、戸惑う健。そのチームメイトを呼んでSEXする子規。2人の気持ちは揺れ動いて…。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督・撮影]大木裕之 [脚本]南木顕生 [助監督]首藤啓 [録音]臼井勝 [編集]金子尚樹 [制作]スタンス・カンパニー [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]橋口保祐、石橋正邦、井上大地、清岡恭久、葉月螢、南木顕生、今泉浩一、阿部公彦

ぼくらの季節 (10月25日(土)まで上映)

◆解説◆
監督・廣木隆一、脚本・望月六郎、出演・中根徹、池島ゆたか、大杉漣…。もう溜息が出てしまうほど豪華なメンバーによる映画…。世間からも「伝説の映画」として認知された、最も名高いゲイ映画であることは間違いない。
まず監督の廣木隆一。寺島しのぶ主演『ヴァイブレータ』で数々の映画賞を受賞。また坂口憲二主演の『機関車先生』。『ラマン』と、今、ノリにノッてる監督のひとりであろう。
脚本の望月六郎。人気脚本家から監督業に進出し、売れっ子に。奥田瑛二主演『皆月』では、彼もまた数々の映画賞を受賞した。
キャストでは、まず中根徹。脇役ながら数多くの映画やTVドラマに出演。またTVCMでは隠れ売れっ子で、最近ではFEDEXやNTTドコモなどに出ていた。
次に池島ゆたか。役者から監督業に進出。ピンク映画中心に毎年5~7本を発表。どれも高い評価を受け、ピンク映画大賞の監督賞も何度も受賞し、作品もベストテンの常連。ゲイ映画にも名作は多い。近年の充実振りは目を見張る。
そして、大杉漣。言わずと知れた名優。今や日本映画やTVでは、彼なしで考えられないほどの存在だ。今、最も格好いい中年だろう。
この映画は、そんな彼らの若き日の仕事である。今から20数年前、未来を夢見て、希望に満ちていた青年たちが、その時の精一杯の情熱で作った奇跡のような映画なのだ。これぞまさにエンターテーメント!そのものなのだ。
ストーリーの紹介などはしない。とにかく見てほしい。今もまったく色あせない、青春とエロス。これは永遠のものなのだ!
プラス、大杉漣のSEXシーン、これを見たというだけでも、誰かに自慢したくなるかも(誰に…笑)。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
■【CINEPO.com】にてセルビデオ(VHS)絶賛発売中!
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]廣木隆一(広木隆一) [脚本]望月六郎 [撮影]遠藤政史 [照明]森久保雪一 [音楽]PINK BOX [編集]J・K・S [助監督]富岡忠文 [監督助手]井上潔 [撮影助手]宮本良博、富田伸二 [照明助手]坂本太 [タイトル]ハセガワプロ [現像]東映化学工業 [録音]銀座サウンド [協力]青山/T・KIDS、新宿/ジョンブル、六本木/プラザHOTEL [企画・製作]雄プロダクション [配給]ENKプロモーション
[出演]中根徹、佐藤靖、星野まゆみ、尾加野忠、池島豊、大杉漣

