日劇ローズ上映作品のご案内


THE FETIST 熱い吐息 (7月15日(火)まで上映)

◆解説◆
ゲイ映画の世界でも、『仮面の誘惑』『狂った舞踏会』『陶酔遊戯』『狩人たちの触覚』と、常に衝撃作、問題作を発表し続け、カルト的な人気を博している鬼才・佐藤寿保監督。海外でもその斬新な絵作りは高い評価を受け、特に『狂った舞踏会』がロッテルダム国際映画祭に正式招待され上映された翌日、現地の新聞で1ページに渡る監督のインタビュー記事が掲載されたこともある。
そんな佐藤監督のある意味での集大成的な作品がこの『THE FETIST 熱い吐息』かもしれない。
それまでの佐藤作品でも、例えば『仮面の誘惑』では少年愛、『狂った舞踏会』ではボディビルダーのマッスルな筋肉、『狩人たちの触覚』では肉体と精神の時空移動などと、ひとつのことに偏執的にこだわった作り方をしてきたが、この作品ではもっとそれを突き詰めてFETISMそのものへと鋭く切り込んでいっている。
SMマニア、腋毛マニア、臭覚マニア、潔癖症、盗聴マニアなどなど、一癖も二癖もある男たちが自分の欲望を満たすために、新宿という大都会でざわめき、精を吐き出し続ける様を、ざらついた画面に血飛沫とともに叩きつけるように描いていく。
そんな男たちの欲望の餌食のようになる二人の男。浪人生と画家の卵の男。この二人をゲイ映画初出演の根本義久と荒木裕一が演じるのだが、二人がとにくイケ面なのだ。この二人が絡み、そしていわくある男たちに犯されて…。これがエロい、エロい。まさに映画を見る人全てをFETISMの世界へ誘ってくれるのだ。あなたの隠れたフェチを発見出来るかもしれないぞ。
もうひとつこの映画の見所を。画家の卵のパトロンで腋毛フェチの男を演じているのが、田中要次。そう、キムタクのTVドラマで謎のバーテンダーを演じてブレイクし、今や映画やTVCMなどに引っ張りだこの、ちょっと前頭部の髪の毛の薄い、個性的な顔の俳優だ。彼の絡みはねちっ濃くて、これもたまらない。ここでヌクのも、マニアック的で最高。それこそFETISMの真髄かもしれない。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]佐藤寿保 [脚本]井土紀州 [撮影]斎藤幸一 [照明]笹塚ライト兄弟 [音楽]戎一郎 [助監督]横井有紀 [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]根本義久、荒木裕一、田中要次、伊藤猛、工藤翔子、正岡邦夫

夜は薔薇色 マイ・ウェイ (7月22日(火)まで上映)

◆解説◆
今夜の俺たちゃ、バラ色だ!
金はゴッポリ、男はいただき、ホモ人生はやめられない!!
サラ金業者に押し入った2人組の強盗。金目当てで押し入ったかと思えば、そればかりじゃなく拘束され自由を奪われた男性従業員を犯し玩びはじめた。実はその強盗は、かつてサラ金に借りにきたのに、ゲイバーで働いているホモには貸せないとバカにされ断られたゲイだった。
単なる強盗レイプものかと思いきや意外な裏がある復讐劇。そしてラストは強制的な五連結。しかも端っこは拳銃をアナルに突っ込んだ鬼畜なSEXだ!
◆スタッフ・キャスト◆
[監督・脚本]新倉直人 [撮影]柳田友貴 [製作]シネコスモジャパン [配給]大蔵映画株式会社 [提供]オーピー映画
[出演]仲泰之、長崎一郎、大場亀、中田一郎、板垣有美、坂入正三

