横川有楽座上映作品のご案内


こんな、ふたり (8月7日(木)まで上映)

◆解説◆
幸せで、深く愛し合いながら暮らしている、大学教授の淳之介とリーマンの和彦のカップル。不安なことといえば、何の不満もないことぐらいだろうか。
そんなある日、和彦が酔った勢いで、会社の女子社員とたった1回だけSEXをしてしまう。が、その1回で彼女は妊娠してしまう。
一方淳之介は、かつて一度結婚をしていて、子供が一人いた。が、妻にゲイであることがばれ、離婚され、以来子供には一切会わせてもらえない。妻には何の未練もないが、子供への思いは募る一方だった。
和彦から妊娠を告げられた淳之介は、子供への思いから、二人の子供としてその子を育てようと提案。彼女に産んでくれと依頼したが…。
監督の池島ゆたかは、かつて役者として若かりし頃に出演した、今や伝説的作品として一般映画ファンの間でも高評価を得ている、広木隆一監督の名作中の名作ゲイ映画『ぼくらの季節』へのオマージュとしてこの作品を企画、そして見事に撮り上げた(その『ぼくらの季節』で池島監督は、あの大杉漣とSEXをしているのだ!)。幸せすぎることへの不安…。この壮大なるテーマを、家族をキィーワードにして、興奮と勃起の連続のSEXシーンをふんだんに取り入れながら、予想を裏切るようなストーリー展開とともに、鮮やかなエンターテーメントな作品に仕上げてみせたのは、監督が長年やりたくて仕方がなかったというものだからかもしれない。
で、結果として、この作品は、ピンク映画大賞で、ベストテン第4位、最優秀監督賞、最優秀脚本賞(五代暁子)を受賞。『ぼくらの季節』に負けないような評価を得ることになった。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]池島ゆたか [脚本]五代暁子 [撮影]清水正二 [照明]多摩三郎 [助監督]森山茂雄 [製作]セメントマッチ [配給]ENKプロモーション
[出演]隅井士門、霞草詞、佐々木共輔、樹かず、林由美香、神戸顕一

男たちの夢音色 (8月7日(木)まで上映)

◆解説◆
ヤスは毎夜路上でギターの弾き語りをしている。彼の前に見知らぬ青年ダレが立っていた。真っ直ぐな意見を言うダレに、ヤスは一瞬にしてほのかな恋心を覚え、帰る場所もないというダレを自分のアパートに連れて行った。
部屋にはヤスの仲間である漫才コンビのオットウとボーフラ、ヤスのバイト仲間で夢は正社員になる事というマザコンのセッケンという面々が入り浸っていた。ダレはその雰囲気に心地よさを覚えた。ヤスは好きなだけいろよと言った。そしていつしか彼への思いを強めていく。そんな中、オットウは年齢的に後がないと思いつめ、芸人を辞めると言い出す。ボーフラは必死に説得する。それは相方としてより、彼への感情からだった。そして二人は大阪で再起を試みることにした。送別会の夜は更けてゆく。
翌日、ヤスとダレ、セッケンは強引に二人の車に乗り込み、大阪へ向かった…。
ギターの弾き語りをするヤスと彼を取りまく男たちの熱い愛情と冷たいバトルの結末は見逃せないぞ!
オーピー映画の総力をあげた話題作。ご期待下さい!!
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]竹洞哲也 [脚本]社会歳三 [撮影・照明]創優和 [音楽]與語一平 [編集]フィルムクラフト [録音]シネ・キャビン [助監督]横江宏樹 [スチール]佐藤初太郎 [製作]Blue Frest Film [提供]オーピー映画
[出演]橋本和明、岡田智宏、松浦祐也、サーモン鮭山、高見和正、横須賀正一

