東京・シアター・イメージフォーラムのご案内
■スクリーンで大木裕之に惑溺する■
1980年代から映画制作を開始、初期には無編集の日記映画スタイルが観客に衝撃を与え、ベルリン国際映画祭で絶賛されるなど、「映画作家」として表現活動を開始した大木裕之はその後、現在に至るまで、ライブ上映、パフォーマンス、ドローイングなど、表現を拡張させ、映画や美術の垣根を越えて常に刺激的な存在として活躍している。
イメージフォーラム・フェスティバル1990で審査員特別賞を受賞し、国際的に注目されるきっかけとなった『遊泳禁止』などの初期作品から最新作までを一挙上映。大木裕之の身体的なカメラが捉えた光、人物、風景の美しさ、そして虚実を交錯させ、呼吸するかのように巧みに編集された時間の流れをぜひスクリーンに没入して体験してほしい。
■イベントサイト(〈特集上映〉OKI HIROYUKI ON SCREEN 大木裕之特集2024)へのリンク
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上映時間と入場料金
●映画『たまあそび』上映
5月28日(火) 21時15分~
※詳しくは、公式ツイッターにてご確認ください。
●ご入場料金
一般料金 1500円
学生割引 1300円
障害者割 1200円
■ネット予約サイトを設置してます。ご予約はオンラインサイトをご利用ください。
上映映画のご案内
【上映期間】 5月28日(火) 21時15分よりレイト上映
日記的撮影スタイルが劇中で独特な化学反応を起こし詩情をもたらす、大木裕之のゲイ・ピンク作品第2弾。「恋知らぬ 猫のふりなり 球あそび」。正岡子規の俳句を織り交ぜつつ、松山を舞台に社会人野球選手たちの恋を描く異色のドラマ作品。
◆スタッフ・キャスト◆
[監督・撮影]大木裕之 [脚本]南木顕生 [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]橋口保祐、石橋正邦、井上大地、清岡恭久、葉月螢、今泉浩一 ほか
(製作:1996年/35ミリ/60分/R18+)
【大木裕之】
1964年東京都生まれ。東京大学工学部建築学科在学中の80年代前半より映画制作を開始。大学卒業後にイメージフォーラム映像研究所に通い、3時間に及ぶ大作『松前君の映画』(1989)を卒業制作として発表。翌1990年には『遊泳禁止』でイメージフォーラム·フェスティバル1990審査員特別賞を受賞、「ランボーの末裔」と絶賛される。その後、高知を創作の拠点とし、1996年には、高知県立美術館製作による『HEAVEN-6-BOX』で第46回ベルリン国際映画祭フォーラム部門ネットパック賞を受賞。国際的な評価が高まる。その後も現在に至るまで、映画分野のみならず、ライブ上映、インスタレーション、パフォーマンス、ドローイングなど、映像と美術の垣根を越えて刺激的な創作活動を続けている。
上記の他にも、山形国際ドキュメンタリー映画祭、ロッテルダム国際映画祭など数多くの国際映画祭に招待されているほか、「六本木クロッシング」、「あいちトリエンナーレ」など美術展での展示も多数行なっている。