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日劇ローズ上映作品のご案内

【上映期間】 9月25日(水)~10月1日(火)

海から来た男 (10月1日(火)まで上映)

海から来た男のポスター画像◆解説◆
昨秋、月刊「薔薇族」の発刊元、第二書房から、山川純一の作品集が出版されました。それを機に山川純一の再評価が高まっています。
山川純一。漫画家。「薔薇族」に数年にわたって作品を発表し、忽然と姿を消したとのこと。現在はまったく消息が不明だと、編集長の伊藤文学さんは書いておられました。丁寧な絵作り、優しいラインタッチ、そしてゲイの気持ちを何よりも端的に表したストーリーなど、その活躍期間は短いながら、読者に強力な印象を残した漫画家でした。何冊か彼の作品集は発売されたのですが、やがて絶版になり、もう改めて読むことが出来ない状態が、ここ何年か続いていました。
それが昨年、かつてのファンの要望などにより、一冊にまとめられ、復刊され、その一部作品が「薔薇族」誌上にも再録されました。久し振りに読んでみて、やはり面白く、一向に古びれていないと感じました。また改めて筆を持ってほしい、そう素直に思ったものです。
そんな、今や伝説の、といった言葉が似合いそうな山川作品ですが、唯一映像化されている作品があるのをご存知でしょうか。それが今回の『海から来た男』です。
人生に絶望して、どこか死に場所を求めて海岸にやってきた中年の男。が、その海岸はゲイビーチだった。そしてそこで男は、ひとりの訳ありのゲイの青年と出会うが…。
山川らしい、丁寧な展開で、世間の壁に傷付いたゲイの心理とそれを乗り越えようとする姿が、SEXを通して描かれています。
映画では、作品の舞台を和歌山に移し、紀伊半島の雄大な太平洋の海岸線をフルロケ。その自然描写は圧倒されます。そしてその自然の中で繰り広げられる、野外SEXのオンパレード…。
今回、そんな山川純一の再評価、作品集の復刻を記念して、この『海から来た男』をリバイバル上映いたします。ぜひ、山川ワールドを堪能して下さり、気に入って下さった方がいらっしゃいましたら、作品集のほうにも目を通して頂きたいと思います。山川純一という、素敵な作家がいたことを、僕らは決して忘れないように。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]武田英幸 [脚本]剣崎譲、西口明寛 [撮影]池田俊巳 [編集]酒井正次 [原作]山川純一「海から来た男」より [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]森健二、梅田なつき、早瀬勇治

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ラブドラッグ 日曜日の午後 (10月8日(火)まで上映)

ラブドラッグ 日曜日の午後のポスター画像◆解説◆
月曜に逢って、火曜に拒み、水曜にじゃれて、木曜に燃え、金曜に狂う。
土曜はもう一度燃え、日曜日はグッと最高!
アンニュイな日曜日の午後。自宅でシャワーを浴びる一彦。キッチンでは同居人の紗絵が食事の支度をしていた。シャワーを浴びた一彦と紗絵はリビングで食事をとりながら、いつも来ていたヒロのことを話していた。
 「最近、ヒロったら日曜日の朝食をずっと欠席ね。もう3週間になるわ」
 「ああ…」
ある夜、ヒロは執拗に一彦を拒んだ。セフレのはずなのに、3週間前のその日、求めたらいきなりバスルームへ逃げ込んだ。無理やりに押し入ると身体を触られないようにしながら、一彦のアレを咥えイカされてしまった。
そしてその夜以来、ヒロはこの家から姿を消してしまった。
幸せなゲイカップルに訪れる危険な病気と恐怖。それを乗り越えたい2人に贈るラブソディ。浮気の代償は…恐ろしいぞ!

◆スタッフ・キャスト◆
[監督]新倉直人 [脚本]小林悟 [撮影]柳田友貴 [照明]小野寺透 [助監督]青柳一夫 [編集]酒井正次 [現像]東映化学工業 [録音]銀座サウンド [製作]シネコスモジャパン [配給]大蔵映画株式会社 [提供]オーピー映画
[出演]白戸正一、朝田淳史、冴木直、板垣有美、吉田正浩、坂入正三、山本竜二、港雄一

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