小倉名画座②上映作品のご案内
シネマHOMOパラダイス (1月7日(火)まで上映)
◆解説◆
どこまでが事実で、どこからが虚構なのか、見ているうちにまったく分からなくなってくる、パラレルワールドのような映画。それがこの作品を表すもっとも適切な表現ではないだろうか。
ピンク映画・AV男優として、千本もの作品に出演している山本竜二が主人公。まずこの設定は事実。そんな山本は実は隠れホモで、いつかはハッテンバデビューをしたいと考えていた。そしてある日、ついに念願叶って、京都にあるシネ・フレンズ西陣へとやって来て、そこで数々の素晴らしい体験(めくるめくSEXパラダイス)をしまくり、ゲイとしてのセクシャリティーに目覚めていくというストーリーなのだが、ロケ地としてシネ・フレンズ西陣が、シネ・フレンズ西陣というホモ映画館として描かれているし、山本竜二本人が本人の役で出演しているものだから、このあたりは全部事実のように思えてくる。
それでもって、ハッテン映画館のお約束事のハッテン模様が、リアルに描かれているものだからなおさらだ。
そのうちに、現実に山本竜二の先輩男優の池島ゆたかが、池島ゆたか本人として、これまた隠れホモの役で出てくるものだから、もう完全にパラレルである。そこに彼の奥さんまでが…。
コメディタッチで、次々にエロ場面を繰り出してくる手腕はさすが、千本ものエロ現場に関わってきた山本竜二の真骨頂。そうです、山本竜二はこの作品の監督でもあるのだ。自ら原作・出演・監督までしているものだから、余計に事実か虚構か分からなくなってくるのだ。だから見る我々は、小難しいことを考えずに、頭を空っぽにしてこの映画を楽しみたい。クスクス笑えて、チ○ポは熱くなるのだ。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督・原案・脚色]山本竜二 [脚本]五代響子 [撮影]池田俊巳 [照明]北井哲男 [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]山本竜二、佐賀照彦、柴原光、五代響子、家入淳、池島ゆたか、山口健、相川純、山川博、早瀬勇治、小倉一馬、広瀬優也、西川宏、CLUB FAME、モックン・カズロー、井上将仁、栗野政信、太田メグミ
ふたりの恋人 (12月30日(月)まで上映)
◆解説◆
ヒロとマキオは付き合い始めて間もなく同棲を始めた。ヒロは以前の恋人ミツルとも同棲していたが、マキオはそれを詮索せず、黙ってミツルの写真を燃やした。それ以来、マキオは時折記憶を失うようになった。
記憶を失う度、普段と違う言動を取るマキオにヒロは不気味なものを感じた。それはミツルの姿によく似ているからだ。ヒロはミツルの行方を捜し始めるが、手がかりはなかった。そんな中、マキオは「何故僕を捨てたの?」とミツルそっくりに訴えかけて気を失った。
二人はこの怪異に立ち向かおうと決意する。
ある日、マキオはミツルらしき男を見つけ追いかける。そんな彼を除霊師のカズキが呼び止めた。彼はマキオには恐ろしい霊が取り付いていると話した。マキオは彼に除霊をしてもらうが…。
あなたは信じられますか?狂おしいほどの至上の愛を。
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]国沢実 [脚本]樫原辰郎 [撮影]長谷川卓也 [照明]ガッツ [助監督]城定秀夫 [製作]フリーク・アウト [提供]オーピー映画
[出演]中山嵐々、HIRO、宮沢忍、野乃海飛