横川有楽座上映作品のご案内
ぼくらの季節
◆解説◆
監督・廣木隆一、脚本・望月六郎、出演・中根徹、池島ゆたか、大杉漣…。もう溜息が出てしまうほど豪華なメンバーによる映画…。世間からも「伝説の映画」として認知された、最も名高いゲイ映画であることは間違いない。
まず監督の廣木隆一。寺島しのぶ主演『ヴァイブレータ』で数々の映画賞を受賞。また坂口憲二主演の『機関車先生』。『ラマン』と、今、ノリにノッてる監督のひとりであろう。
脚本の望月六郎。人気脚本家から監督業に進出し、売れっ子に。奥田瑛二主演『皆月』では、彼もまた数々の映画賞を受賞した。
キャストでは、まず中根徹。脇役ながら数多くの映画やTVドラマに出演。またTVCMでは隠れ売れっ子で、最近ではFEDEXやNTTドコモなどに出ていた。
次に池島ゆたか。役者から監督業に進出。ピンク映画中心に毎年5~7本を発表。どれも高い評価を受け、ピンク映画大賞の監督賞も何度も受賞し、作品もベストテンの常連。ゲイ映画にも名作は多い。近年の充実振りは目を見張る。
そして、大杉漣。言わずと知れた名優。今や日本映画やTVでは、彼なしで考えられないほどの存在だ。今、最も格好いい中年だろう。
この映画は、そんな彼らの若き日の仕事である。今から20数年前、未来を夢見て、希望に満ちていた青年たちが、その時の精一杯の情熱で作った奇跡のような映画なのだ。これぞまさにエンターテーメント!そのものなのだ。
ストーリーの紹介などはしない。とにかく見てほしい。今もまったく色あせない、青春とエロス。これは永遠のものなのだ!
プラス、大杉漣のSEXシーン、これを見たというだけでも、誰かに自慢したくなるかも(誰に…笑)。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味があるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
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◆スタッフ・キャスト◆
[監督]広木隆一 [脚本]望月六郎 [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]中根徹、佐藤靖、速見健二、池島ゆたか、大杉漣、星野まゆみ、尾加野忠、松永朗子、坂上雅一
ラブドラッグ 日曜日の午後
◆解説◆
月曜に逢って、火曜に拒み、水曜にじゃれて、木曜に燃え、金曜に狂う。
土曜はもう一度燃え、日曜日はグッと最高!
アンニュイな日曜日の午後。自宅でシャワーを浴びる一彦。キッチンでは同居人の紗絵が食事の支度をしていた。シャワーを浴びた一彦と紗絵はリビングで食事をとりながら、いつも来ていたヒロのことを話していた。
「最近、ヒロったら日曜日の朝食をずっと欠席ね。もう3週間になるわ」
「ああ…」
ある夜、ヒロは執拗に一彦を拒んだ。セフレのはずなのに、3週間前のその日、求めたらいきなりバスルームへ逃げ込んだ。無理やりに押し入ると身体を触られないようにしながら、一彦のアレを咥えイカされてしまった。
そしてその夜以来、ヒロはこの家から姿を消してしまった。
幸せなゲイカップルに訪れる危険な病気と恐怖。それを乗り越えたい2人に贈るラブソディ。浮気の代償は…恐ろしいぞ!
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]新倉直人 [脚本]小林悟 [撮影]柳田友貴 [照明]小野寺透 [助監督]青柳一夫 [編集]酒井正次 [現像]東映化学工業 [録音]銀座サウンド [製作]シネコスモジャパン [配給]大蔵映画株式会社 [提供]オーピー映画
[出演]白戸正一、朝田淳史、冴木直、板垣有美、吉田正浩、坂入正三、山本竜二、港雄一