日劇ローズ上映作品のご案内
恋する男たち (1月1日(火)まで上映)
◆解説◆
愛している…そんな簡単なことばが口に出せない男たちの物語。
[第1話 弟の恋人]
大学院生の竹雄はリクという恋人がいた。竹雄の部屋でリクがバイトで出演したゲイビデオを見ながら、二人は体を重ねた。しばらくして竹雄の姉・桃子が帰宅した。三人は酒を呑み、やがて竹雄は酔って寝てしまった。弟達がゲイと知らぬ桃子はリクにアタックした。翌日、それを聞いた竹雄は驚いた。リクは面倒なことになる前に桃子にカミングアウトしろと言うが…。
[第2話 あいつの子供]
秋彦はノンケの友人・和哉に思いを寄せていた。成り行きで彼の赤ちゃん・レンカを世話している。彼女の母・比呂美は和哉と別れて単身香港で働いている。秋彦は子供の面倒を見る代わりに比呂美のマンションで暮らしていた。秋彦のセックスフレンドのユウキはそんな秋彦の和哉への愛を心配した。和哉はバンドマンで寝っからの女好きなのだった。ユウキと秋彦は、以前和哉がバイトで出演したゲイビデオを見た。それはリクとのビデオだった。後日、秋彦は和哉から結婚することを聞かされ…。
『東京国際レズビアン&ゲイ映画祭』にて上映されたOPゲイ映画初のオムニバスゲイムービー、ついに登場!
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]池島ゆたか [脚本]五代暁子 [撮影・照明]清水正二 [音楽]大場一魅 [録音]シネ・キャビン [編集]酒井正次 [助監督]小川隆史 [スチール]津田一郎 [現像]東映ラボ・テック [製作]セメンチマッチ [提供]オーピー映画
[出演]桜井雅也、竹本洋、河村栞、兵頭未来洋、石川雄也、横須賀正一、蓮花、本多菊次朗、山ノ手ぐり子、神戸顕一
リーマンブルース
◆解説◆
スーツフェチの皆さん、お待たせしました!
今まで、ありそうでなかった、リーマン映画の登場です。
この作品の前作『思いはあなただけ』で、ハードボイルド・ゲイ映画というジャンルで、ゲイ映画に初めて挑み、見事「ピンク映画大賞」最優秀作品賞という快挙を成し遂げた北沢幸雄監督が、一転、普通のサラーリーマンを主人公に、哀愁あふれるゲイの気持ちを描いた佳作です。
ゲイであることを会社にも世間にも隠している、リーマンが主人公。が、彼には同棲中の恋人がいる。その恋人は、逆にゲイであることを謳歌しているフリーター。そんな二人の、幸せな生活、SEX、ゲイであることでの世間との戦い、そして突然にやってくる別れ、などを静かに、そしてしっかりと描いていきます。
いわゆる、普通、がテーマなので、妙に納得したり、切なくなってきたり、身につまされたりはするけど、そこは北沢監督、見ているうちに知らずにドラマに引き込まれていってしまい、主人公に共感し、そして、ちゃんとエッチには興奮してしまったりしています。この辺りが良質のエンターテーメント、ということになるわけですね。
リーマンフェチでない人には、フリーター役の池田くんをお勧めします。マジ、美少年ですよ。彼のエッチ姿はほんとにそそられます。こういうキャスティングをするところも、エンターテーメントということなんでしょう。
◆スタッフ・キャスト◆
[監督・脚本・編集]北沢幸雄 [撮影]小山田勝治 [照明]渡波洋行 [音楽]TAOKA [助監督]堀禎一 [製作]IIZUMI Production [配給]ENKプロモーション
[出演]杉本まこと、池田一視、佐々木基子、樹かず、神戸顕一、篠原さゆり