小倉名画座2上映作品のご案内
縄と男たち3 男殺油地獄(おとこごろしあぶらのじごく)
◆解説◆
このタイトル、もちろん近松門左衛門の名作中の名作『女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)』のもじりだが、最初『男殺精液地獄(おとこごろしせいえきのじごく)』でいこうとしたが、映倫からクレームが付いて、このタイトルに落ち着いたといういきさつがある。
さて内容だが、ゲイの大学生が幼なじみの青年を、十何年も思い続けていたが、ある日彼と恋人の女の子にゲイだということがバレて、学校中に言いふらされてしまう。傷ついた主人公は復讐のために、知り合いのゲイに頼み、彼を監禁し、SM調教をしながら、男の味を覚えさせようとしていくのだが…。
3人の男たちが、一斉に彼の性感スポットを責めて、男のSEXの良さを調教していくシーンなどは、興奮するし、最後に彼が男とのSEXを選ぶか、女とのSEXを選ぶかの辺りは、実にスリリングだ。もちろん縄やバイブを使ったSMシーンもたっぷりあって、それはすっごくイイが、男か女かの選択の心理的SMのシーンが特筆。ある意味で新ジャンルSM映画と言えるかもしれない。
出演者たちも実に魅力的。SMはちょっと、という人でも充分楽しめる。いわゆる、ヌキドコロがたっぶりある映画だということですね。
なお、残念ながらこの作品の上映中に映画館にこれない方、興味はあるんだが遠方なのでという方、この作品はビデオでも見ることが出来ます。
■【Gay.CINEPO.com】にてセルビデオ(VHS)絶賛発売中!
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]橋口卓明 [脚本]岡輝男 [撮影]中尾正人 [製作・配給]ENKプロモーション
[出演]真央はじめ、一条カズヤ、金子真一郎、西野奈々美、帆足哲郎、津川たかし
愛のラビリンス
◆解説◆
佑介は、父の尚也と二人暮し。小さい頃に母を亡くして以来、ずっと父の世話をしてきた関係で、ちょっとファザコンが入っている25歳だ。
著名なゲイ写真家の篠崎とは、スタイリスト兼モデル兼、愛人という関係をここ1年ぐらい続けている。篠崎から貰っている金額は大きく、これは愛なのか援交なのか、本人も分からない。が、もうひとつのバイト先のゲイバーのマスターとも気楽にSEXしたりもしている。
そんな佑介に密かに憧れを抱いている後輩のマコトがいる。佑介はその気持ちにも気付いているのだが、今の束縛が無いこんな生活が心地よく、その日その日を楽しく生きていた。
ある日、父の尚也に再婚話があることが分かった。その上、その相手の女が、佑介のバイト先のゲイバーにやって来て…。
カミングアウトや自分探しなど、25歳のゲイの心と身体を等身大に描こうという意欲作。『こんな、ふたり』『ぼくとダディのこと』の池島ゆたか監督、五代暁子脚本のコンビによる作品。さすがエロの巨匠・池島監督、今回もねっとりべったり、興奮のエロシーンを見せてくれます。
これから25歳になる人、今25歳ぐらいの人、かつて25歳だった人、全ての世代のゲイに捧ぐ、愛の人間讃歌の作品です。
◆スタッフ・キャスト◆
[監督]池島ゆたか [脚本]五代暁子 [撮影・照明]清水正二 [助監督]佐藤吏 [音楽]大場一魅 [録音]シネ・キャビン [編集]酒井正次 [スチール]津田一郎 [製作]セメントマッチ [配給]オーピー映画
[出演]森健人、牧村耕次、綱島渉、本多菊次朗、横須賀正一、紅蘭、池島ゆたか